第7話 事故? (3)
と、思うなら僕自身──早く犬の遺体があるところに移動──。
ほら~? ほら~? 早足で~。
先程トラックが急ブレーキを踏んで、緊急停車した場所へと僕は移動をした。
するとさ、僕の二つの瞳に、白いモフモフした大きな生き物が映ったから。
「あっ? いたぁ~? いたぁ~? やはり犬だ~。それもかなりの大型犬~」
僕がね、御犬さまを凝視して思わずこんな感じで声を大にして叫んでしまったのだよ。
まあ、それぐらい大きく見えたのだ。御犬さまは──!
だってこの辺りは、先程のお姉さま達の話しではないが?
如何にも物の怪さまが出そうな予感がする程の、怪しげな漆黒の闇包まれているのに。
何故かしら僕の瞳には? 御犬さまが神々しく映るのだよ。
まあ、僕自身の気のせいかも知れないけれどね?
でも僕自身……。御犬さまが神々しく見える? 見ない等は? どうでもいいからさ、早く御犬さまの遺体を道路の端へと移動をしようよ。
まあ、そんなことを僕自身は思うと。更に慌てふためきながら御犬さまの許へと近寄り。遺体を確認──。
……ん? あれ? 遺体が綺麗……。
僕はね? 御犬さまの遺体は腹部の辺りから
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