概要
少女らは『家族』を失い、彼らは『家族』として迎え入れた
ソリスとディアナは恩人タザルを取り戻すため貴族の屋敷に最後の盗みに入っていた。しかし、タザルを人質にした敵と貴族は裏で繋がっており、初めからタザルを返すつもりがなかったのだと知った二人は怒りを爆発させて『アビレンス』の力を解放し、屋敷を脱出する。
敵の仕事を放棄したためアジトに戻ることも出来ず、追われる身となった二人。そこにタザルと瓜二つのイオラインが現れて二人を助ける。もしも自分の身に何かがあったときはイオラインを頼れと言われていた二人は、イオラインの暮らす『虹の羽根』へと連れて行かれる。
これまで日陰の身で暮らしていたソリスは、偏見もなく当たり前のように優しくしてくれるイオライン達との暮らしに戸惑いながらも喜びを感じていた。しかし、ディアナは違った。このままぬるま湯のような生活を続ける
敵の仕事を放棄したためアジトに戻ることも出来ず、追われる身となった二人。そこにタザルと瓜二つのイオラインが現れて二人を助ける。もしも自分の身に何かがあったときはイオラインを頼れと言われていた二人は、イオラインの暮らす『虹の羽根』へと連れて行かれる。
これまで日陰の身で暮らしていたソリスは、偏見もなく当たり前のように優しくしてくれるイオライン達との暮らしに戸惑いながらも喜びを感じていた。しかし、ディアナは違った。このままぬるま湯のような生活を続ける
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!少女達は、切ないほどに希求する。帰るべき場所を。
義賊『銀の鬣(たてがみ)』のメンバーである少女、ソリスとディアナ。
しかし今や、『銀の鬣』にかつての面影はなく、極悪非道の強盗団と成り果てていた。
それでも、『銀の鬣』に固執するソリスとディアナの理由とは――。
ソリスとディアナの境遇に、胸を痛めずにはいられません。
安心できる場所を心から求めながらも、奪われ、それを取り戻そうと足掻く二人の少女。
無邪気なソリスと冷静沈着なディアナの二人が好対照です。
読みやすい文章で、ぐんぐんと物語に引きこまれていきます。
そして、ソリスとディアナを待つ結末は――。
そこにいたるまでの予想がつかない展開は、ぜひお読みになってお確かめください(*´…続きを読む