第10話
朝日がさす丘から見下ろせば、四千余りの兵士さん達が私たちのいるテントに向かって、武器を手に進軍している。
私はきゅっと、馬の手綱を握りしめて、目を閉じた。
私はこれから、この人達四千人を一人で相手にしなきゃいけないんなんて、すっごく不安だよぉ!
でも、やらなきゃ。
「軍神白剛、参るっ!!」
でも、私のせいで双彗さんと白剛さんの策略を潰しちゃったんだもん。私だって、もう女子高生。白剛さん達の邪魔をした責任を取らなきゃ。
不安なんて言ってられない。
私は意を決して、お馬さんを走らせた。
「兄者っ!!」
「偉奏、黙って見ていろ。軍神としての記憶を無くしたアイツがあの数に勝てる筈がない。しかし、もし、勝てるとしたならば……」
「勝てると、したならば……?」
「勝てるとしたならば、アイツは真の、いや。生まれながらの猛将となるのだ」
「兄者が、猛将に……?」
「伝説か、死か。二つに一つという事さ」
「兄者……。俺は、あんたを信じてるからなっ! あんたは猛将だと、俺は、信じてるからなっ!」
「信じるならば、黙って見守れっ! 俺は、どんな末路になってもあいつの築き上げた名誉だけは守る。ここで死ねば名誉の死、ここで生きれば伝説に。結果がどうあれ、軍神白剛の名を汚すものは、何人たりとも許しはしない」
「……兄者、頼む。生きて、生きて帰って来てくれよ……っ!」
双彗さんから受けたミッションは、大将の討つ事。
きっと、この軍の一番後ろにいるのが敵の大将さん。
弱い私は全員を相手にしてる暇なんてないから、一番短い時間で大将さんを相手にするのは一直線で駆け抜けるしかないっ!
頑張れ、私っ!
「手負いの軍神など、恐れに足らずっ!」
「何奴!?」
私の目の前に立ちはだかった男の人は、とっても大きな男の人だった。
手にはすっごく大きな斧。
そんな斧持ってるのなんて、きっとこの人かうちのお爺ちゃんしかいないってぐらい大きな斧なの。
「あ、兄者っ! あれは、雲魏琅の戦慄の斧使い、韋蛾っ!! 見た目通りの大男特有の力技で、あのデカイ斧で何百人のも兵達を力任せに払って来た怪物だっ! あいつの一振りを受けたら、いくら兄者でも助からねぇっ!」
本当に、凄く大きい。
白剛さんだって大きな人なのに、その白剛さんを見下ろすぐらい大きいんだもん。きっと、二倍はありそうかも!
「山の様な男だな」
「はっ! 流石の軍神でもこの韋蛾様の前に怖気付いたかぁ? 残念だったなっ! いくら命乞いをしたって、無駄だぜぇ? 俺様は貴様の様な蟻を吹き飛ばして踏み潰すのが、好きなんだよぉ!」
韋蛾さんは、私に向かって右手で斧を薙ぎ払う。
「ぬっ!?」
嘘っ!
「韋、韋蛾様っ!?」
「薙ぎ払いは、我ら見方も巻き込んでしまいますっ!」
「知った事かよぉ! 弱けりゃ死ぬしかねぇんだっ! 弱い自分を怨み死ねっ!」
「ひぃー!」
「そ、そんなっ!」
ダメっ! このままだと、私の乗ってる優しい目をしたお馬さんにも斧が当たっちゃう!
「させぬっ!」
私はお馬さんからはね飛び、槍を構える。
女の子は力がないけど……。
「ふんっ!」
お馬さんを守る為には、こんな斧ぐらい受け止めるんだからっ!
「な、何ぃ!?」
「この軍神、白剛。仲間を容易く斬り捨てる弱き者の剣を受け止めるなど、容易きことよ」
受け止めるのは、簡単。槍にちょっと体重をかけて止めるだけだもん。
でも……。
「あ、兄者があの斧を受け止めただって!? だがしかし、兄者! その男と力比べなんて分が悪すぎるぜっ!」
「力では白剛よりも韋蛾の方が上。受け止めた所たでいつまで抑えきれるか……」
ううっ。受け止めたのはいいけど、全体重をかけても、力負けしちゃいそう。
「止めた事は褒めてやろう。流石は軍神白剛と言ったところか。しかし、貴様は忘れているな?」
「……私が?」
「これが俺様の全力ではねぇってことにだよ! 両手で、全力で押し切れば貴様の様な蟻など……っ」
えーっ! これが、半分の力!?
でも……。
「貴殿も一つ忘れていることがあるな」
「あ?」
「仲間も守れない貴殿が、蟻以下である事を」
「何をぉ!? いい度胸じゃねぇかっ! 捻り潰してやらぁっ!」
韋蛾さんの左手で斧に添えられる瞬間、私は槍を地面に突き刺し、全力で韋蛾さんに向かって走り出す。
「な、何ぃ!?」
刺さった槍のおかげで微かに斧のスピードは落ち、斧を両手で持っている韋蛾さんは防御に手は回せれない。
つまり、ノーガードで私のパンチを受けるという事っ!
えいっ! 女子高生ぱーんちっ!
「嘘、だろ……?」
どさりと、韋蛾さんが地面に倒れた。
「蟻より弱い男であったな」
「い、韋蛾様の腹に大穴がっ!」
「武器も持たずに、人に穴を開けるなど、出来るものなのかっ!?」
「う、嘘だろ。軍神なんてもんじゃねぇ、こいつは、化け物だっ!」
兵士さん達に心無い言葉を投げられながら、私は槍をもう一度掴む。
素敵な槍。キラキラして、綺麗。あんな大きな斧を受けたのに、傷一つ付いてないなんて、きっとこの子は白剛さんの宝物なんだよね。
ごめんね。
「化け物ではない。私は、弱い女子高生だ」
私は、白剛さんの様な戦い方なんで出来ない。
武人として、誇りを持って槍だけ使って人を倒すなんて無理だよ……。軍神としても武人としても、誇りなんてない弱い私。
きっと、双彗さんだって、偉奏さんだって落胆してる。
白剛さんなら槍を使って、誇りを持って相手を倒してるはずなのに。それに比べて私は、勝てばいいの雑草スタイル。
でも、ごめんなさい。
私は、白剛さんになれない、ダメで弱い女の子。
女の子は女の子なりに、戦うしかない事をどうか許して。
「さあ、何処からでもかかって来ぬかっ! この韋蛾の様になりたい奴から、面に出よっ!」
私はお馬さんに飛び乗り、前へ前へと駆けて、攻めくる兵士さん達を槍で薙ぎ払う。
このまま、大将まで……。
だと、嬉しいけど、そんな上手くはいかないのは、流石に女子高生でも知ってるよ。
「軍神白剛っ! この私がお相手致すっ!」
今度私の前に立ち塞がったのは、髪の長い女の人の様な武人さん。
手には見慣れない輪っかみたいなものを持ってる。
「あ、あれは雲魏琅の四天が一人、輪剣の董華っ! 見た目からは想像もつかない素早い動きで敵を翻弄し、自ら編み出したとされる輪っかになってる剣を投げ、相手を切り刻むと言う、恐ろしき雲魏琅の武人っ! 兄者っ! 戦っちゃ駄目だっ!」
「輪剣は、近距離は勿論のこと、投げて中距離から遠距離も可能にしている。白剛にとっても、厳しい戦いとなりそうだな……」
「兄者……っ!」
董華さんは私に輪剣を向けて、まるで私に来いとばかりに片足を上げる。
この人……、まったく隙がない。韋蛾さんよりも、格段に強いっ!
でもっ!
「悪いが、ここは通させて頂く」
「させぬよ、軍神。ここで華ように散るがいいっ!」
そう言うと、董華さんは私に向かって輪剣を投げた。
きゃあっ!
「ふぬっ!」
回転する輪剣は私が考えていたよりも、とても早いスピードで私に向かって飛んでくる。
だけどね、残念。
「軌道が分かれば、避けれぬわけがない」
すっと私が体の重心を傾けて、輪剣を良ければ輪剣は私をれ通り越して後方へと飛んでいってしまった。
「さて、貴殿は武器がない。どうか引いて頂けぬか?」
「随分と優しき事だ。強き者として、立派な心意気である。しかし、軍神殿よ。それは些か傲慢では在らぬか?」
「それは……、何っ?」
一体、董華さんは何をいっているのだろうと首を傾ければ、キュルキュルと音が後ろから聞こえてくる。
え? 何?
振り返ると、そこには更に加速した輪剣がっ!
嘘っ! これ、返ってくるの!?
こんなの、私避けきれないよっ!
きゃあっ!
「ぐわぁっ!」
何とかギリギリの所で避けるも、服がビリビリに。
やだっ!
私は思わず、見えそうな胸を左手で隠したけど……。
「隙だらけだなっ、軍神殿っ!」
「ぐっ!」
間髪いれずに、董華さんが私に向かって手に取った輪剣を突き立ててくる。
「胸に怪我でも負ってしまわれたか?」
「女子高生の胸を、何たるものだと……っ!」
「片腕だけで勝てる程、私は弱くないぞ?」
董華さんは追撃の手を緩めない。
何とか、槍で防ぐも、全ての攻撃を完璧には受け止められないよ。
な、なんて早いの? この私が、着いていくのがやっとだなんて……。
夏休みの自由研究の為に生け捕りにした忍者さんよりも早いっ!
「はははっ! 遅い、遅すぎるっ!」
「ぐぬっ!」
駄目っ! このままじゃ、押し切られちゃう!
でも、左手を離すと、胸が見られて……。
「あの天まで轟いた軍神も、ここで終わりよっ! 無様な姿を、最後に晒して差し上げようっ!」
晒すって、私の胸を?
「……女子高生の胸を見ようとする、不埒な輩を野放しにはさせぬっ!」
最低っ!
私は、槍を下げて態勢を低くする。
「そんな動きに私が遅れるとでも!? その首、頂いたっ!」
董華さんは、わたしの首めがけて輪剣を払う。
引っかかった!
「ふごっ!」
「な、何……っ!? 嘘、だろ?」
「うひょではひゃい」
上手く喋れないのは、許してね。
だって、私は歯で輪剣を受け止めてるから。真剣白刃取りならぬ、輪剣歯噛み? かな?
「歯で噛み、私の剣を受け止めるなど……っ! 離せっ!」
離せと言うなら、話してあげるっ!
この輪剣を噛み砕いてからだけどねっ!
「ふんっ!」
パリンと、輪剣が私に噛み砕かれて粉々になっていく。
「そ、そんな……。私の、完璧な輪剣が……」
「女子高生の胸を見ようとした罰、その身で受けるが良いっ! ふんっ!」
私は槍の塚で董華さんの腹めがけて全力で薙ぎ払った。その反動で、董華は遠くに砂埃と一緒に飛んでいく。
もうっ! 絶対痴漢はダメっ! ちゃんと反省しなさーいっ!
私は持っていたハンカチーフで胸を縛って何とか胸を隠す。良かった。白剛さんがハンカチーフを持ち運んでる紳士で。これで両手は使える様になったし、まだまだ、負けないんだからねっ!
「さて、次なる相手は誰だっ!?」
「軍神白剛……。相変わらずの化け物ぶりよ」
私の前に現れたのは、眼帯したを白毛のおじさん。
「久しいな、白剛。その腕の古傷、懐かしい。よく疼いておるか? 俺は、お前を思い出す度この無き目がお前の血を求めて疼きだすよ」
この人、前の二人とは全然違う。
強い……っ!
「あれは、雲魏琅の四天の一人、晏阮っ! 昔、兄者と互角に戦い、片目を奪われた男だっ! しかし、兄者も無傷ではなく、無敗と言われた兄者に傷を残した唯一の男っ! だが、兄者はあの男に一回勝ってる……、今回も兄者が負けるはずなんてねぇっ!」
「偉奏、それはどうかな?」
「双彗将様!? 一体、何を言いだすんで? あの男は過去に兄者に負けた。今の兄者は過去よりも強く……」
「偉奏、時は平等に流れるのだ。見てみろ、その晏阮という男を。彼奴もまた、白剛を倒す為地獄に入った男。以前剣を交えた時よりも数倍も強くなっている。そんな相手に、記憶のない白剛が敵うと思っておるのか?」
「あ、兄者……」
「白剛、お前の強さしかと見届けさせて貰うぞ……っ」
剣を構えてるだけで、凄い殺気。
思わず、膝が地面に着いてしまいそう……。
「怪我を負っている様だな。しかし、俺はお前は右腕と聞いていたが、真はどうやら左肩の様だ」
私ははっとして、破れてしまった服で露わになった左肩の傷口を手で隠す。
「おいおい、白剛。お前もついに呆けたか?」
え?
私が傷口に意識を向けている間に、晏阮さんは私の後ろから首に刀を当てていた。
嘘。なんてスピード? 全然、気付かなかった。
「ふんっ!」
槍で払うも、ヒラリとかわされ低く笑われる。
「おいおい、どうした白剛。お前は強く、獅子の様に勇ましかった。戦場で気など抜かなかったお前が、どうしたのだ。傷を気にするなど、まるで生娘の様ではないか」
この人、強いだけじゃない。
「女子高生、だからな」
「女子、高生? 何だ、それは。聞いたこともない」
「校則に従いつつもお洒落を忘れぬ、勉学に励み、甘酸っぱい木苺の様な恋の実りを願い、甘味処で笑顔を絶やさず、そして、弱き者を守り己を貫く武人の事」
私は、槍を構える。
「それが、私。女子高生であるっ!」
ありったけの力で地面を蹴り、晏阮さんに槍を突っ込むが、剣で弾かれる。
避けないなんて……。でも、チャンスなんだからっ!
弾かれた反動を使い、体を回転させ足払い。
でも、晏阮さんはギリギリの所で飛び上がる。
それが狙いなんだからっ!
「ふんっ!」
空中なら逃げようがないっ! 足払いの避け方は後ろに飛ぶ様に逃げるが正解。夏期講習でも習う基礎の基礎なのに。
貰ったと、槍を伸ばせば晏阮さんはニヤリと笑う。
「甘いわっ」
「なぬっ!?」
晏阮さんは、己の右手の掌を槍に刺させて、身体を前に傾けてきた。
嘘っ!? この人、右手を捨てる気なの!?
右手で槍を反らせて、私めがけて剣を振り上げる。
しまった! これじゃあ、避けれないよ!
「……小賢しいな」
「お互い様だ」
晏阮さんの刀の柄を力いっぱい左手で手刀するように押し上げた。
剣は軌道を外れ、私の体ギリギリを横切ったけど、お陰で小指と人差し指が変な方向に曲がっちゃった。
突き指より痛いけど、これだけで済んだのは奇跡だよね。
「全く、お互い歳を取ると嫌なものだな。戦い方に品が無くなっていきやがる。自分の体よりも、相手の首を取る事に全力で、何でもありだ。ああ、嫌だ嫌だ」
そう言いながらも、晏阮さんの剣は止まらない。
でも、董華さんよりも遅いっ!
「全力で首を取るは美学に欠けると?」
「武人としての誇りが擦り切れてくんだ。美しくないだろ?」
「そうであるな。しかし……」
私は槍を片手に持ち替え、晏阮さんの首元を目掛けか手を伸ばす。
この速さなら余裕で首を捕まえられるっ!
武人としては誇りも何もない行為だけど、命をかけた戦闘では正解なんてないって事、女子高生でも知ってるよ!
「ほら、見ろ。神槍の白剛と呼ばれた軍神でさえもこのざまさ」
「なっ!?」
私が晏阮さんの首を掴むよりも早く、晏阮さんは先程私の槍を受けた手の血を私の目を目掛け掛けてきた。
きゃっ!
しまった! 目が開かないっ!
「俺も、このザマだっ! 武人など、弱きが悪よ! 勝ち取った者が、常に美しいっ!」
「ぐあっ!」
この人、私の左肩に剣をっ!?
「左肩、これで二度と使い物にならぬな」
晏阮さんは今どこに、何をしてるの?
目が開けれないなら何も見えない……っ。
「安心しろ。次は右足だ」
「ぐあぁっ!」
右足に鋭い痛みが走る。
切られた? うんん、違う。この痛さは刺されたんだっ!
この人、目の見えない私を徐々に甚振って楽しんでる……!
「さて、次は左足、その次は右腕、次は耳、次は口、そして、最後は喉をかっきてやろう」
「……何故、首を狙わぬ」
「当たり前だ、お前にはこの目の恨みがある。楽には死なせぬぞっ」
「ぐあぁぁっ!」
どうしよう、目が見えない。
真っ暗の中、何処に晏阮さんがいるのも分からないのに戦えないよ……。
一体、どうしたらいいの?
このままじゃ、私、私……っ!
心の目で晏阮さんを見るしかないじゃないっ!
「次は、左腕だっ! 二度とその槍を持てなく……っ」
「ふんっ!」
私は晏阮さんの腹に槍を突き刺す。
「な、なぜ、おれが、みえ、る……」
「貴殿の邪心の揺らぎが、目を閉じても見えたものでな……。悪いが、私は貴殿ほど遊び心は無い様だ」
「白剛、まさか、貴様ついに心眼さえも、神の領域までもに足を……っ!」
「心眼など、小3の赤ペンキ先生で予習復習済みである」
「白剛、恐るべき、男よな……」
私は槍を一気に引き抜き、晏阮さんの身体は地面に倒れた。
ふう。
私は目から血を綺麗に拭き取りってめをひらけば、誰もが私に道を開けていた。
開いた先には、敵の大将さん。
どうやら、もうここにいる全員が戦意が無いみたい。
「敵将、討ち取らせて頂く」
敵は倒せても、武人としての誇りもなくて、きっと白剛さんに比べたら凄く弱くて、か弱くて危なっかしい私。
でも、それでも。
こんな弱い私でも受けて入れてくれるなら。
私はまだ、この国の人たちのために頑張りたい。白剛さんの代わりは無理だけど、私として、頑張りたいって思うんだ。
「白剛っ!」
敵将の討った私の背中から聞こえた声は、双彗さんの。
なんて言われるんだろう。お前は白剛じゃないと、怒られるのかもしれない。お前は要らないって、言われるのかもしれない。
怯えながら振り向くと、双彗さんの笑顔が私を待っていた。
「お前の強さ、確と見届けた。お前こそ、真の猛将よっ!」
「私が、猛将……?」
えーっ!? 私が、猛将!?
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