第23話
宮殿の中に入れば、既に敵兵さん達が入り込んでいて、私は切り倒しながら玉座に向かった。
きっと、皇帝さんはそこにいる。
この人達の狙いは、皇帝さんだもん。そして、きっと、そこには皇子さんも……っ!
「兄者っ! ここは俺達に任せて先にっ」
「偉奏っ! うむ、任せたっ。必ずや追い付いて参れよっ」
「任されたっ! おうおうおうっ! この先に進みたい奴ぁ、軍神白剛、一の家臣、この偉奏を倒してから行ってもらおうかっ!!」
偉奏さんの声を背中で聴きながら、私は涙を拭う。
あんなにも敵さんがいるのに、偉奏さんは一人で……。
偉奏さん、絶対に死なないでねっ。
「まったく、声が下品で仕方がない。代江の品が疑われる名乗りを」
「香奏……。お前っ」
「別に貴方を助ける義理はないが、この香奏。軍神白剛将様の背中を守る義理があるっ! 不本意ながら、手を貸してやる。兄上殿」
「けっ。泣き虫のお前なんぞの手なんていらねぇよっ! だが、俺も兄者の背を守らねばならん命がある。仕方がないから借りといてやらぁっ!」
香奏さん……っ。
二人は頑張ってる。私も、私も今やれる事を全力でっ!!
「うぉぉぉぉっ! 退けぇぇぇっ!!」
全力で、走り抜けるんだからっ!!
「爺……、老統師……」
「陛下、その様な声を出すものではありませぬ。貴方様は皇帝。玉座に凛と佇んでおられよ」
「でもっ!」
「皇帝陛下っ! でもではない。貴方様は前を向いて座っていなさいっ!」
「皇帝陛下っ! ご無事ですかっ!?」
「白剛将軍っ」
私が玉座の間に入れば、玉座には皇帝さんが。隣には老統師さん。そして……。
やっぱり、皇子さん達も。
「軍神白剛、都は?」
「至る所で火が上がっております。今は香奏将外の六将が民の元へ。この宮殿も塀の壁が壊され、現在は雲魏琅の兵達が中まで入ってきておりまする」
「なにっ!? 誠かっ!」
「しかし、私の配下の偉奏と香奏将の隊がここまでの道のりを食い止めておる最中でございます」
「白剛、貴様がいながら進軍を許したという事かっ! なんたる無様なっ! 今その首を持って償わぬかっ!」
そう言って、私の前に剣を抜いて大臣が飛び出してくる。
「やはり、戦と政を分け隔てが間違いであったのだっ! この責任、貴様の首を持って償わぬかっ!」
「御意」
「白剛将軍っ!」
「しかし、それはこの戦いが終わってからでございます。私の首は皇帝陛下を守りきった後に、いくらでもお出ししましょうぞっ!」
私の首が欲しいなら、いくらでもあげるっ!
だけど、それはここを乗り切ったら。全てを明るみに出してから。
「大臣、下がらぬか」
皇子さんが、口を開く。
この人が……っ。
「第一皇子っ!? 良いのですかっ!?」
「良い。白剛、何か余に言いたげだな。許可する。申してみよ」
「ここまで敵兵が攻めておられるのに、貴殿は落ち着いておられますな」
「次期皇帝たるもの、こんな事で怯えはせぬさ。なあ、皇帝陛下」
「え……、あ。うん……」
「それがどうしたと申すのだ?」
よくも抜け抜けとっ!
「貴殿は知っておられたのではないか? 本日、ここに敵兵が攻めて来られる事を」
「……ほぅ? 私が泉の乙女の様に予知しておったと? そんな戯言が……」
「貴殿は全てを知り、香奏に投石器を与えた。投石器は他国の品だ。買い取るのであれば、他国は既にその弱点も知っておる。その弱点をつけば、安易にこの宮殿内に入り込める事もなっ! 貴殿は、この敵襲を知り、尚且つ香奏を唆したっ! 貴殿なのであろう? 皇帝の母君を暗殺した物も、第一皇子。貴殿であろうっ!」
簡単な事だよ。
この人は、ずっと皇帝になる為に頑張ってきた。あの剣を見ればわかる。それだけを信じて、一日一日を過ごしてきた。
でも、先代は今の皇帝を選んだ。今の、頼りないまだ子供の皇帝さんを。
暗殺に失敗し、老統師さんは皇子さんの息のかかった者が作る食事を一切合切絶って来た。毒による暗殺はこれで無理になる。かと言って外の方法でも老統師さんの目が届く範囲であれば手が届かない。だから、今できる一番自然に皇帝さんが命を落とす方法を、第一皇子は考えた。
それがこの敵襲っ。
全てがタイミングが良すぎるもん。
偶然にしては出来過ぎてる。
それに、後少しで第一皇子についていた人達は左遷されるんだ。今のタイミングでしか、こんな事は出来ないっ!
女子高生でもそれぐらいわかるんだからっ!
「あに、うえ……?」
皇帝さんが呟く声が、笑い声に掻き消される。
「はっはっはっはっ! 白剛、貴殿はこの出来損ないを皇帝に相応しいと思っておるのか?」
「……」
「この農民は、十年間何もせずに暮らしておった! 余は違うっ! 産まれてこの二十年、国の為にと父上に、母上に言われ、余は全てを捨てて皇帝になるべく生きてきたっ! 第三、第二の誰が皇帝になっても良い! 奴らも余と同様に、皇帝になるべく生きてきたっ! 国を為に生きていたっ! なのに、何故、この農民なのだっ! 何故、国を守れぬ、この農民なのだっ!!」
「……兄上、僕は……」
「見てみよ! 皇帝としての自覚もないっ! 常に下を向いておって、国が見えるかっ! 救えるのかっ! いつも怯えて、守られ、国が守れるのかっ! 真を見据えて歩き出せず、誰が付いてくると言うのだっ!! 民を惑わせる皇帝など、必要無いではないかっ!!」
「そんな事は、ございませぬっ! 皇帝は、必死に戦っておられるっ!! この国の為に逃げ出さずにっ!」
「白剛。お前の事は余は認めておるのだ。お前だけは、余の剣を真正面から嘘偽りなく評価をしてくれた。お前は真の軍神よ。白剛、余と共に来いっ! 今の位が不服であるならば、大臣の座をやっても良いっ。 そこの大臣より、お前の方が有能だからな」
「皇子、そ、そんなっ!」
「どんな地位でも望むだけくれてやるっ! そして、余の手となり足となり、共にこの国を守るのだっ! その偽りの皇帝の肩を持つ必要など……っ!」
「何を申すかっ!」
皇子さんの叫びに、老統師さんが声をあげる。
「何故、この国をお考えになるのらばわからぬのだっ! 皇帝陛下がこの国に必要なのかをっ。いかに自分が愚かしか、何故分からぬだっ!」
「……老統師?」
「皇子、耳を貸してはいけませぬっ! 老統師は陛下と同様農民出、皇子の高貴な血を、陥れようとしておるのですっ! あやつは、自分の地位を守る為に、国を考えずあの子供の肩を持っておられる、卑怯者ですぞっ」
大臣が、老統師さんに指を指した。
何処まで、汚い大人なのっ!?
「大臣っ! 貴様、何を言うのだっ!?」
「貴方は事実、自分の出生を隠してこられたっ! それもこれも、現皇帝を裏で操り、国に復讐するためでございましょうにっ!」
「そんな馬鹿なことがあるかっ!!」
「はっ。どうだか……。まあ、真実などはどうでも良いのです。ねえ、皇帝陛下」
大臣さんは第一皇子を見て、陛下と呼んだ。
大臣……っ! 貴方って人はっ!
「皇子、既に雲魏琅の兵達はここに着くのも時間の問題。老統師共々、首を落とせば良い事だ」
「大臣、貴様っ! この国を滅ぼすつもりかっ!」
「はっはっは……。何を仰る。私は、国のためを思ってでございますよね。ねぇ、皇子」
「ああっ! 当たり前だっ! 代江は未来永劫をこの世界を治める王であり続けなければならぬっ!! この国の為に、私はっ……!」
その瞬間だ。
大臣は、皇子様に向かって斬りつけた。
「……大臣?」
私の後ろで、皇子さんがへたりと床に腰をつく。
けど、傷はない。それもそのはず。なんたって、私が大臣さんの一太刀を受け止めたからだ。
こんな遅い剣ぐらい、私のダッシュで間に合うんだからねっ!
「邪魔をしおって……っ!!」
「貴様、何をっ!!」
「何を? 申し上げただろに? 国を思っての事で御座います。次期皇帝になられる貴方は、今ここで、不遇の戦死を遂げられる」
「貴様は、何を申しておるのだっ! 貴様は、余に王としての器だと……」
「王としての器、でこざいますか。だとしたら、貴方は穴の空いた器で御座いますな。王とはただの飾り物っ! 今のお前など現皇帝以下の価値よっ!」
「な……っ!」
この人、どこまで汚いのっ!?
「黙るがいいっ! 今の状況を忘れてはおらぬか? 大臣、貴様はこれまでよっ」
「ぐっ……!」
何たって、剣は私が受け止めているんだからっ!
このまま体重をかけて取り押さえる事だって簡単だもんっ!
「それはどうかな?」
「何?」
「際ほど申したはずだ。そろそろ敵兵がここにつく頃だと。お前らなど、皆殺しだっ!」
「何だとっ!?」
この人は……っ!
「老統師殿、慌てる必要などございませぬ。大臣……、残念な事であるな」
「白剛殿? 一体何を……?」
「は? 白剛、今何と? 言葉が通じぬのか?」
「残念な頭だと申し上げたのだ。大臣殿」
「何をっ!?」
「貴様はこの国の何を見てきたっ! この代江の、何を見て守ってきたのだっ! 代江の力を今一度目に焼き付けよっ!!」
私の叫びを合図に、勢いよく玉座に続く扉が開いた。
私は信じてる。
この国の強さを、可能性を。
「兄者、粗方雲魏琅の兵は片付けてきたぞっ!」
「兄上、貴方何もしておらぬというのに、図々しいっ! 我が部隊のお陰でしょうがっ!」
「お前はいつも細けぇんだよっ! ったく、兄者」
「白剛将様」
「我ら兄弟、貴方様の命を果たしまたっ!」
二人は、私に向かって膝を着く。
信じる力は、女子高生が一番強いんだからっ!
「うむっ! ご苦労っ! さて、大臣殿。それでも、貴殿は敵兵が来ると申すのか?」
「くっ……、くっくっくっ。白剛、やはり貴様は何も分かっておらぬな」
「なぬ?」
「何故、私が皇帝を先に刺さなかったと思うのだ?」
「……なぬ?」
「貴様に止められる事など、見越してよっ!! 黎豪っ!!」
そう大臣が叫んだ瞬間、壁をぶち抜き黒い鎧が陛下たちに襲いかかる。
「させぬっ!!」
何とか飛び出し、黎豪と呼ばれた玄歐の黒き剣士さんの剣を受け止めるが、やっぱり重い……っ!
階段で見逃してくれたと思ったのに、こんな所で出てくるなんて……。
背中の傷から血が吹き出してるけど、こんな所で止まってられないっ!
「またお会いできたな、軍神殿」
「こちらは会いたくなかったがなっ!」
「黎豪っ! 早くこいつらを皆殺せっ!」
「させぬぞっ!」
私は槍を黎豪さんにむけて睨みつける。
「だ、そうだ。それに、悪いが俺の仕事は今日終わりだ。これ以上は彼の方が許されぬ」
「何だと?」
「そう怒るな。俺の仕事は、この場に玄歐の兵を導く事。こんな少ない戦力でどう戦う? 軍神殿は」
導く、こと?
まさかっ!!
「……皆下がれっ!! 偉奏っ!」
「兄者っ!」
黎豪さんの後ろから、黒い鎧の人達がまるで波のように流れ込んでくる。
この人たち、雲魏琅さんに体力を削らせるだけ削らせといて、戦力が落ちた頃に……っ!
「俺の役目はここまでだ。軍神、生きていたらまたいつか決着をつけようではないか」
くっ! 黎豪さんが去ったのは嬉しいけど、この数……っ!
でも、負けれないっ!
穴はそれ程大きくないっ! さっきの階段の要領で倒せば、推せるはずっ!
「偉奏、香奏っ! 私の後ろにつけっ! ここは誰一人通さぬぞっ!!」
「任せられたっ!」
「仕方ありませんねっ!」
ここで、踏ん張らなきゃ、私はどんな顔で高校に行けると思うの?
「参られよっ!」
「うぉぉぉぉっ!」
敵の数は、多いけど皇帝さん達には指一本触れさせないっ!
「しかし、数が多すぎるっ」
「うるせぇっ! 兄者の前で弱音吐くんじゃねぇっ!」
ここまで、戦い詰で確実に偉奏さんや香奏さんの体力は削られている。
私が何とかしなきゃ、私が……、私がっ!
「兄者、後ろっ!」
「なぬっ?」
しまった、後ろを、取られたっ!
「前を向けっ! 白剛っ!」
「あんた……っ」
私の後ろには、皇子さんが長剣を抜いて戦っていた。
「貴様が褒めた剣だ。今は貴様の為に振るおう。白剛、前を向けっ! 陛下をお守りするぞっ!」
「皇子……」
「足りぬかもしれぬが、この命、最後は国に、陛下に捧げるさ」
「とんでもないっ! 守りましょうぞっ!」
負けない、私たちは絶対に負けないっ!
例え背中から血が吹き出てても、自慢の髭が切られても。
私は、負けないっ!!
だけど私は、この時前ばかり見すぎていたのだ。
あの人は、あの中で唯一手練れの皇子さんが居なくなる時を狙っていたのに。そんな事にも気付かずに。
「陛下、ご覚悟っ!」
「……なに?」
振り向けば、大臣さんが陛下に剣を振り上げていた。
だめっ! 間に合わないっ!
皇帝さんっ!
「陛下っ!!」
私の声よりも先に、老人の声がする。
その声はとても必死で、力のかぎり叫んでいて……。
「老統師……」
「ぐぁぁっ!」
そして、最後は悲鳴に変わっていた。
「老統師殿っ!」
「くっ! 邪魔老人めっ! 折角、殺せそうだったのにっ!!」
剣は、陛下を抱き締めるように庇った老統師さんから引き抜かれる。
夥しい血が、床に広がっていく。
「爺ちゃんっ!」
「大臣っ! 貴様っ!」
「ちっ、邪魔が入る。良いのか、軍神、そのままではその老人は死んで行くぞ?」
「くっ……」
「爺ちゃんっ! 爺ちゃんっ!!」
老統師さんに近付くと、彼は既に虫の息だった。
この血を見て、どれだけ深く切り裂かれたぐらいは私でもわかるよ。
「爺ちゃんっ! 起きてっ! 爺ちゃん」
もう、助からない事も。
「陛下、ご無事ですかな……」
「爺ちゃん、僕は大丈夫だよっ! でも、爺ちゃんが……っ」
「良かった……。貴方が無事で、良かった……」
「爺ちゃんっ!」
「陛下……。皇帝が泣いてはいけませぬ……」
「だって、僕は、ダメな皇帝だもん……。爺ちゃんがいないと、何もわからない、ダメで泣き虫な、奴だもん」
「陛下……。何を仰る。貴方は、私の自慢の皇帝陛下でございます。誰にも無い優しさと我慢強さを持った、私の自慢の皇帝です……」
「爺ちゃん……」
「最後に、貴方を守れて良かった……。立派な皇帝に、おなりなさい……」
「爺ちゃん……? 爺ちゃんっ! 爺ちゃんっ!! 返事してよっ!」
許せない……。
こんなの、絶対に許せないっ!!
「爺ちゃんっ、爺ちゃんっ!!」
「陛下っ、老統師から離れて下さいませっ!」
「まだ、敵がっ!」
「爺ちゃんっ! 嫌だよっ! 置いてかないでよっ! 爺ちゃんっ! 爺ちゃんっ!!」
必死に、老統師さんを呼ぶ、皇帝さんの声。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
どうして、こんな酷い事をするの?
どうしてっ!?
「兄者、まだ外はっ!」
「偉奏は下がっておれっ! 私は、逃げた大臣を追うっ!」
私の槍は、裂けぬものはない。
例え、岩だろうが、火だろうがっ。
「……兄者。あんた、今修羅の顔をしてやがる……」
「修羅ではない。私は、殺意の波動に目覚めた女子高生だ」
許さない。
こんな事になった全ての者をは私は許さないっ!!
「女子高生、いざ参るっ!!」
私は今、修羅になる……っ!
「馬に乗れば、流石に追いついてこれまいっ! このまま玄歐まで戻れば私はっ!」
代江国の南の森を走る馬が一頭。
その背には、代江国の大臣が一人。
「皇帝は殺せなかったが、都と宮殿の大半は焼け払えたのだ。最後に軍神の首を取れなかったのは残念だが、彼の方がも、これで……」
「私の首が、何だと言うのだ?」
そして、それを裸足で追いかける軍神一人。
「白剛っ!? 何故貴様がここにっ!?」
「決まっておるだろ。貴様の首を跳ねるためだ」
「馬鹿なことをっ! 人間が馬などに追いつけるわけがなかろうにっ! 飛ばせ、飛ばすのだっ!!」
大臣は急いで馬の綱を叩き、馬を加速させる。
人が馬に追いつけない?
「お前の現実は貧相だな、大臣よ」
本気で走れば、人間は音速だって越えれるんだよ。
知らないの?
清少納言も、人はダッシュ。だんだん早く成り行く女子高生って、言ってたでしょ!!
「なにっ!? 並んだ……っ!?」
「その首、女子高生が貰い受けるっ!」
私は最後の槍を振ったのだった。
「ふむ。勢いのまま走り続けたら、海に出てしまったな……」
私は白い浜辺に座りながら、海を見る。
ここから宮殿に戻るにも、方向も分からないし、何より、あの場に帰れる勇気もない。
皆んなを守ると言ったのに、頑張るって誓ったのに……。
私は何一つ約束を守れなかったから。
「私には、やはりこの乱世で生きていく力は無いのだな……」
はぁ。これからどうしよう。
宮殿には戻れないし、家はこの海の向こうだし……。
あれ? 海?
「ふむ」
そう言えば、私ったら泳ぐとか船とか、海って言われたからちょっと難しく考えすぎてたんじゃ無い?
別に船がなくても、泳がなくても海ぐらい歩いて渡ればいいんだから。
あ、でも、魔法は使えないから割るとか出来ないけど。
「ほっ」
こうやって、海の上を高速で歩けば沈まないし、走ってないから疲れる事もないっ!
女子高生の簡単ダイエット方法だよ!
なーんだ。私ったら、なんでもウジウジ難しく考えすぎだよね。
よーし、このまま日本まで歩くぞー!
え? 代江国はこの後どうなったかって? そんなの知らないの?
立派な皇帝さんが末永く国を治めたに決まってるじゃん!
女子高生でも知ってるんだからねっ!
おわり
猫を助けて死んだはずが、何故か異世界に転生し ちゃって、チート的な強さでハーレム出来ちゃったけど、どうしよう!? 富升針清 @crlss
★で称える
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