三日月タタリの解釈違い

カップリングの解釈違いの末に暴力沙汰を起こした僕は当然の帰結として停学処分一箇月を受けた。

そこに現れた、なんだかよくわからない女性、三日月タタリさん。

己の解釈を敷衍し、世界観を押しつける「解釈人」――その解釈人を解釈するというタタリさんの仕事をなぜか手伝うことになった僕。

解釈を戦わせる解釈人たちに介入していくことで、全てを失った僕は自分の解釈を得ることができるのか――そして、タタリさんは僕をどう解釈するのか。

これは僕とタタリさんの、一箇月の解釈違い。