作者様の気合が!!入れ子型の小説は、一歩間違えればシラケてしまうのですが、ふんだんに差し込まれる笑い要素が現代的で思わず貰い笑い。どちらのターンが主であってもいけるなと感じました。この形式は、正直考えた事がありませんでした。素直に天晴だと思います。
小説を読んでいるのに、エッセイを読んでいるかのような、不思議な感覚を覚えます。そうかこういう風に考えているのか、だったり、なるほどわかるーと思わず同意してしまう、チラッと漏れる本音にクスっときます。物語は登場人物だけでなく、作者の想いも詰まっているんだ。そんな当たり前のことを再認識できる。さあこの物語を読ませて頂いた今、新たな物語を紡いでいける、私たちも新たに動き出すことが出来るでしょう。さあ物語を始めよう。
小説の執筆過程そのものものを小説にするというアイディアは秀逸だと思いました!また、それだけでは終わらない工夫も随所に見られ、最後まで楽しむことができました!「日帰りファンタジー」というお題にもピッタリですし、この自由な発想を生かして、新たな物語を紡いでいくのも面白いのではないかと思います!可能性を感じる楽しい物語をありがとうございました!
え、新しい!!!物語を書く中の、筆者の頭の中。それがどうなっているのかを描く、ってめちゃくちゃ面白い!!第一話から進むにつれ、三話目などは筆者が徐々に物語に没入してゆく感じが見て取れたり、一見おもしろおかしい、目新しさが売りの作品に見えながら、ちゃんと読者を引き込むトラップも仕掛けられていたり(笑)この作品が完結した暁には、「物語を書く筆者の頭の中を書く物語を書く筆者の頭の中を書く」作品が読みたいです(笑)あと、「まる。」がすごく好き(笑)
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