★★★ Excellent!!! ふつふつと湧きあがる何か―――― 花岡 柊 わたしと私が重なった。 私は、彼女ではない。当然だ。 けれど、彼女の中にあるものが私の中にもあるのか、とても強く感情を揺さぶられた。 歯をくいしばるように涙を堪えるこの気持ちは、一体なんだろう。 わからないけれど、私もきっと彼女のように「息するように書き続けるだろう」 羨ましいのは、いつも励ましそばにある蜜柑色の温かさ。 レビューいいね! 0 2017年11月16日 12:36
★★★ Excellent!!! 何かを始めたきっかけって… 桜雪 あなたは、何がきっかけでソレを始めましたか? そんなことを問いかけられた気がした。 最初は、誰かの一言だったかもしれない。 たまたま褒められた。 そんな些細なことだったと思う。 そして、当然のように壁にぶつかって…才能なんて無い…自己嫌悪して楽しくなくなる、苦痛を感じるようになる、あんなに好きだったのに…。 そこから、もう一度、始めるには…誰かの一言が必要なのかもしれない。 レビューいいね! 0 2017年7月20日 00:36
★★★ Excellent!!! 夕日に向かって、もっと自由に。 雹月あさみ 頑張る人に贈る、成長物語! 幼い頃、自分の絵を褒めてくれた姉のために絵を描き続けてきた。 しかし、コンクール応募を機に、もっと他にも目を向ける必要があるのでは? と悩む。 そんな時、ある手紙が届く……。 橙色のように、蜜柑色のようにとても温かく、見守っていてくれているような愛を感じる作品でした。 姉離れでも妹離れでもなく、一皮剥けた新しい世界の始まりなんだと思います。 だからきっとこれからも2人は支え合う素敵な存在なのだと思います♪ レビューいいね! 0 2017年7月17日 15:27
★★★ Excellent!!! 美しく綴られる”蜜柑色” 荒河 真 小さい頃からずっと、姉に喜んでもらいたい一心で絵を描いてきた美月。有名な画家や、専門学校の友人にも関心を持てず、先生からはパッションが足りないと言われていた彼女が、彼女の作品に向けられたとある手紙をきっかけに、創作への姿勢に変化を見せます。 美月が姉に対して持っていた愛着、それから姉が美月を気にかける気持ちが、柔らかく美しい言葉で綴られていることが印象的でした。お互いをずっと無意識に支え合ってきた姉妹の間の優しさと、クリエイターとしての成長が重なる、そんな素敵な物語でした。 レビューいいね! 0 2017年7月16日 14:17
★★★ Excellent!!! 橙色に染まる景色野中、寄り添うように佇む藍色の影 謡義太郎 まず何より、色の対比が美しい。 イラストレーターを目指している(?)少女の、「あとひとつの何か」を掴むまで。 ロンバケなど、表現者の陥る苦悩を描いているが、そこにあるのは単純な「誰かのために」ではない。 これもひとつの答えではないかと、共感できる。 橙色に染まる景色の中、寄り添うように佇む藍色の影。 二色だけで美しいこの絵を楽しんで頂きたい。 レビューいいね! 0 2017年7月14日 12:31
★★★ Excellent!!! 溢れる優しさに、凄みまで加わって、まさにひと皮剥けた作品 はる(haru8) これまでずっと、新樫さんの作品を追い掛けて読んできて、大ファンの一人を自認してきた。 どの作品にも深い愛情と優しさが詰まっていた。 もちろん、今回も。 だけど、それだけじゃなかった。 どこか、凄みがあるというか、もの書きの覚悟のようなものを感じた。 まるで美月のように、新樫さんもまた、ひと皮剥けて(なーんて偉そうに言えるほどの見識や審美眼は私にはないのだけれど、ごめんね~♪) さらなる高みを目… 続きを読む レビューいいね! 0 2017年7月13日 18:28