恋かどうかはわからないけど

作者 新樫 樹

35

12人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

 心に深い傷をもった二人が、お互いのことを意識しはじめた。これから恋が始まるかもしれない。でもこの二人なら、いろんなことを乗り越えていけると思う。
 トラウマを抱えたまま、自分の中に閉じ込めるのではなく、互いにそれをカバーできればきっと強くなれる。そう、前向きに思える作品でした。うん、ラストが好き。

★★★ Excellent!!!

クラスメイトと雪山にスキーへ出かけることになった主人公。
けれど、彼の心の奥には、雪山へのある複雑な恐怖感が潜んでいて——。

人の命を救うために失われた命。誰かの命と引き換えに救われた、その人の苦しみ。
簡単には消えることのない深い悲しみを抱え、それでも前を向かなければならない——生きることの苦しさ、難しさを思わずにはいられません。

しっかりとした重みのある、奥の深い短編です。

★★★ Excellent!!!

恋愛物というより人間ドラマ寄りで、登場人物それぞれに感情移入できました。
主人公が抱えている問題は重たいですが、それが彼の芯になっているのがわかりました。
恋と共に、少しずつ変わっていきますように。

★★★ Excellent!!!

タイトルどおりの内容でした。たしかに……なるほど、と私は納得してしまいました。登場人物達の背景がしっかりと想像できる無駄のない文章。スラスラと読める物語もわかりやすく、気付くとラストです。

気軽に読める作品だと思いますので、一読お試し下さい。

★★★ Excellent!!!


可愛い三つ子の転校生と一緒にスキーに行くことになった高広くん。
彼の心にあるもの、ずっと抱えていた感情が、スキー場でのある出来事により一気にあふれだす、その流れに強く引き込まれました。
家庭での様子、雪山の風景なども自然に目に浮かんできます。
深い苦しみを抱える相手と向き合うこと、痛みを分かちあうことで、彼は大切なものを得たのではないかと思うのです。
心に訴えてくるもの、読みごたえのある素晴らしい作品です。