空色エプロンたまご焼き

作者 新樫 樹

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★★★ Excellent!!!

愛する妻の単身赴任。幼い娘はまだ三歳。その日まで仕事一途だった夫は、育休を取得して専業主夫になる選択をします。

思いがけず、小さな風花ちゃんと日々向きあうことになったパパ、祐輔さん。
ママのいない育児と家事。それはまさしく大冒険!
父と娘、二人きりの日々に待っていたものとは?

* * *

風花ちゃんが祐輔さんにくれたものは、光り輝くような時間でした。

大好きなママがいなくても、若草のようにすくすくと健やかに育ってゆく風花ちゃんのけなげさに胸打たれ、ママの分まで娘を懸命に見守ろうとする祐輔さんの真心溢れる誠実さに感動します。

そして祐輔さんが人間として成長してゆく姿は、まるで小さな風花ちゃんが祐輔さんを育てているようです。

この柔らかな瑞々しい物語に流れる時間は、緩やかでいて絶え間なくしっかりと進んでゆきます。まるで季節がめぐるように。

子は親に育てられ、親は子に育てられるといいます。
いま子育てに疲れたり悩んだりしている方に、この心温まる優しい物語を読んで欲しい。そして心地よい涙を流して癒やされて欲しいです。

連載中ですが、書籍化されるとのこと。
本を手に取るのが、今から楽しみです。

★★★ Excellent!!!

完結してからレビューを書こうと思ったのですが、この作品はもっと多くの方に読まれるべきと思い連載中ですが書かせて頂きました。

幸せな家族の形は沢山あるでしょう。この作品はみんなが幸せになれる方法を模索していく物語です。お父さん視点で進行していきます。両親の内情を正確に描写していまるので、自然と物語に入ることが出来るでしょう。様々な事情があり家庭環境の変化、その変化に影響される心理描写は必見です。両親が子供に与える影響。子供が両親に影響。考え深い作品です。

読み手の心を優しく癒し、心の勉強になる作品ですので、どうかお読み頂きたい。

★★ Very Good!!

職場復帰で単身赴任した妻、育児と家のことを任された夫。まずこれは、夫婦の信頼関係がなければ不可能なことである。

夫が家を守る間、妻はきっと仕事で苦労していることだろう。家族にも会いたいだろう。そう思うだけで胸が熱くなった。

専業主婦(夫)というのは憧れもあるとは思うが、本当は実に大変で責任重大な仕事である。子供がいれば尚さらだ。給料もなければ休日もないのだ。その立場が妻ではなくて夫だったら? どんな物語になるか想像するだけで楽しみだ。

子供の成長、夫の成長、家族と離れた妻の成長、それらが重なり家族がどのように成長を遂げるのだろうか。きっと様々な葛藤もあることだろう。

まだ序盤ゆえに期待での評価とコメントしかできないが、この作品を通じて読者も何かのキッカケや成長に至る物語になることを待っています。