概要
どうしてかな。あいつはいつもそばにいてくれるんだ。
僕、笹川侑弥。親友、芝田和城。
画家の僕とサラリーマンの芝田。
絵を描くことしか取り柄のない僕。
立ち止まってしまうたびに、芝田は僕の隣に立ってくれる。
いつも。いつも。
画家の僕とサラリーマンの芝田。
絵を描くことしか取り柄のない僕。
立ち止まってしまうたびに、芝田は僕の隣に立ってくれる。
いつも。いつも。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!桜に彩られた朧気な景色はコーヒーの香りと交わって
物語の主人公は2人の男の子たち。
それぞれに順風満帆とは真逆と言える生い立ちが背景にあり、お互いに支え合う関係だったことが物語を読み進めるうちに判明していきます。
ただ、一緒にいるだけでいい。
必要な時に、同じ時間を過ごすだけでいい。
一見正反対に見える2人ですが、本音の部分を伝えるのが苦手な点では案外似た者同士で。
親友と表現するより、心友の方がしっくりくるのかなと感じます。
男同士の友情って、こんな風に不器用だけれど、後になって振り返ると大切なもので。
決して長い物語ではないのですが、二度も涙腺を緩めてしまいました。
2人の環境の変化や心境の移ろいを一人称で描か…続きを読む