第36話 ゼロセンチから十五センチの距離……(8)

 だって僕は、恥ずかしさの余り慌てふためいて黒板に駆け寄りを消そうとしているのに。相田の方は、黒板に書かれているの落書き等一切気にもせずに放置をして、クラスの仲の良い友人達と話しをしていたみたい?


 まあ、僕もこの歳になって良く考えてみると?


 何であの時の僕は、黒板に書かれている。を恥ずかしいと思ったのだろうか?


 僕は本当に相田の事が好きだった! 嘘偽りなしに!


 それに相手の相田の方も僕が好きだった筈!


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