第2話 多分お付き合いが始まったのかな? (1)
「……浩太は誰か好きなひといるの?」
「……えっ? 俺?」
「うん、そうだよ? 浩太は誰か好きなひといるの?」
そうある日の午後の一年一組の放課後……僕達のグループの中でのいつもの行事のような学校終了後の帰宅前の午後の雑談だよ。
未だ中学校に入学したての僕達は、未だ学校の倶楽部の入部も決まっていない。
まあ、中には既に仮入部を終えてる男子や女子もクラスにはいたようだけれど。
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