第35話 ゼロセンチから十五センチの距離……(7)

 だって早く消さないと、僕と相田はクラスの中で、になっている訳だからね。それに僕自身も大変によ……特に僕よりも先に登校して教室居た相田は、もっとと、思っているのに違いない?


 だってもう既にかなりの時間クラスのになっていたのだろうと思うから?


 僕は慌てて黒板の文字を消す作業に集中したよ。僕の姿を見たくはないからね。


 と、僕はここで大変な誤解……と、いうか勘違いをしているのだ!


 と思っているのは、只単に大人になりきれていない、未だ子供の僕一人だけだったみたいだよ。







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