本編がある。タタリの子、という作品だ。この作品は、タイトル通り、そのおまけである。おまけって、普通可愛いよね?そう思うよね?だけどこの物語は違う。例えば駄菓子屋で、仲良くなった店主のお婆さんが、「いつもありがとね。これ、おまけだから」と犬の生首を差し出してくる。そんなおまけ、要らねえよっ!怖いわっ!本編読まないと、その面白さは三倍減します。まずは本編をお読み下さい。タタリの子、です。あぁ、あの時読むのを止めていれば、僕は今頃スヤスヤと気持ちよく寝れていたはずなのに。。。
絶対怖いのにお化け屋敷に入るとか、ゾンビがいるってわかっているのにクローゼットを開けないといけないような心境で読んでいる。怖いけど読みたい。恐ろしいけどあんなことが起こった理由が知りたい。また文章が上手くて、するすると読み進めてしまうんだこれが。そして最後の最後、またもやってくれた。タタリの恐ろしさが身に染みる。「タタリの子」の続編で、前日譚なのだが、絶対に本編を読んでから読むべき。
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