札幌小雪のファッション事情～魅力をひきだす専務の魔法～（旧題：ラブリー・ボス）

茉莉さんのお話はやっぱり素敵｡
一気に読んでしまいました。
眞子さん素敵な女性だな〜、だからこそ損しちゃう部分があって。
でもちゃんと見てくれてる人がいました。
これが大事、こういう展開大好きです。

パワーワード「かわいいボス」
　
糖尿病になりそうなシチュがさらっとはいっていますが、それぞれのキャラクターが魅力的でとても楽しいお話でした。

あらすじからして、プリティウーマンを想起させるような王道お仕事ものの匂いをキャッチ。最後まで楽しく読ませていただきました。

アパレルという華やかな世界の裏側で頑張る登場人物たち。特に苦労しながらもまっすぐ前に進もうとする主人公は応援せざるを得ません。

キャラクターの中で一番のお気に入りはやっぱり専務！
母性くすぐる可愛らしい言動はさることながら、上司としても欲しいときに欲しい言葉をくれて、とっても頼りになります。
こんな人が同じ職場にいたら仕事が楽しくなりそう！むしろ専務に夢中になっちゃって仕事に身が入らないかも？笑

北国のブティックを舞台にした、恋に仕事に悩む大人の女性を描いたお洒落なお仕事小説。
厳しい女副社長にバイヤーから降ろされ倉庫の在庫を処分する地味な仕事に降格された主人公の眞子。専務と共に頑張りながら、ただの「便利な女」から一皮剥けて成長していく様子に思わず共感してしまいます。専務も抜けているようで頼もしくて、すごく魅力的。
ドラマになって売れっ子女優たちが演じているところが目に見えるような、そんな素敵な小説。

まるで日本版『プラダを着た悪魔』。
アパレルのバイヤーを描いた、働く女性のお話です。

仕事あり、恋もあり、ライバルも出る。これでもかっ！　とよみごたえを用意してくれています。
それに出てくる人物たちのつくるコーデが想像できてしまうほどリアル！　作者の方もおしゃれが好きなんですね。それがとてもよく伝わります。

文章も読みやすく、もう一気読み。正直ここまでよみごたえがある作品なのにこの点数というのが信じられません。もちろん細部は編集が必要かもしれないけど、本にならないの？　これ。

読み終わった後、「私も仕事がんばらないと！」と思わせてくれます。ちょっとやる気をなくしちゃった女の子に読んでほ…続きを読む