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第7話 手続き結果倒置型人格障害サイコパスの発生過程 #とは #定期 #政治 #経済 #心理学
第7話 手続き結果倒置型人格障害サイコパスの発生過程 #とは #定期 #政治 #経済 #心理学
手続き結果倒置型人格障害サイコパスの発生過程 #とは #定期 #政治 #経済 #心理学
通常手続きはより良い結果を求めるためにあるもので、結果が悪いものであるなら手続きは変えるものである。
例
面白い情報を見るという結果のためにテレビを見る→面白い情報ではない→チャンネル変える
ところが、この手続きと結果の関係が逆になっている人がときどきいる。
手続きを絶対とし、結果を従とする。
例
テレビを見る→面白い情報ではない→チャンネル変えるのが普通だが、この種の人は朝は必ずあるチャンネルを見ることが決まっている、と言ってそれ以外のチャンネルに変えることを拒否する。内容は問題ではなくいつもの行動パターンを変えることを嫌う。極端な時はその際テレビ自体を全く見ていないでただあるチャンネルを付けていることもある。
官僚などの手続き主義が重症化するとこのような事が起こる。かつてのソ連などで良く語られた社会的病理だ。
手続き結果倒置型人格障害
と言える。
手続きが主で結果が従なのである。
これを政策で行うようになると
諫早湾干拓事業作って自然環境破壊して漁民は大損害だが官僚的には政策手続きを守ったので正しい。
とか
水俣湾で公害が発生して人々が傷ついたが政策手続き上は被害者は見捨てて当然なので40年間裁判で争う。官僚組織への非難はこれを認めない。国民の生命と財産は官僚的手続き上の付随物であり官僚を非難する国民は非国民である。
とかの考え方をする。
テスト型人格
の問題でもある。
数多くのテストを潜り抜け官僚エリートになったものにとっては、テストという手続きは疑うべくこともない絶対の手続きだ。
テストの問題の立て方自体が間違っているかもしれないとは思わない。
政策自体を立ててしまうと、その政策が間違っているかもしれないとは思わないのだ。
根本を疑い手続きと結果の重視の順序を間違えているかもしれないという懸念を持つことができない。
手続きを正しく踏めば結果は必ずついてくる、テストをすれば点数が必ず付くように。現実はそうではないが、政策という手続きを踏んだ結果、結果が間違って被害者が出ても、それはしょうがないことだ、間違った手続きは踏んでおらず、したがって謝罪や訂正の必要はない。
と考える。
エリート的病理かもしれない。
本来テストも政策も人々の幸福を生み出すための手続きである。ところがこの種の手続き結果倒置型人格障害は、人々が不幸になっても手続きは守ったから間違ってはいないと考えてしまう。
単純な弱者排除型人格と言うだけでなく、倒置的なのだ。
そして驚くことにこれらの人々は自己正当化を絶対視している。
手続き結果倒置型人格障害
エリートであってはならないが、エリート教育が生み出す副作用でもあるのだろう。
教育カリキュラムを見直しこのような人格障害が発生しないよう改めるべきである。
手続きを踏めば弱者は見捨てて当然という考え方自体が、非常に悪魔的である。
サイコパスの発生過程ともいえる。
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