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第27話 トランプ大統領の誕生でアメリカの誰が何に勝ったのか?。 #とは #定期 #ニュース #大統領選 #新聞 #アメリカ #選挙 #政治
第27話 トランプ大統領の誕生でアメリカの誰が何に勝ったのか?。 #とは #定期 #ニュース #大統領選 #新聞 #アメリカ #選挙 #政治
トランプ大統領の誕生でアメリカの誰が何に勝ったのか?。 #とは #定期 #ニュース #大統領選 #新聞 #アメリカ #選挙 #政治
女性の全米で最も優秀な弁護士の1人として選ばれ、上院議員、国務長官、そして大統領の妻という、おそらくアメリカ政治史上最も優れた経歴の女性。
そのヒラリー氏ですら大統領になれなかった。
ではどんな女性なら大統領になれるというのか。
これから女性で大統領を目指す人は、ヒラリーとの比較をされ続けることになる。
それは女性層にとって極めて困難な課題だと言わざるを得ないだろう。
ヒラリー氏ですら大統領になれなかった。
共和民主両党は、女性大統領候補を立てようとするとき、今後そう考え続ける。
それは大きな女性層へのダメージだ。
にもかかわらず、トランプ氏に投票した女性たちが事実いる。
超富裕層出身で職業も土地取引と、白人中流層の生産業とは縁もゆかりもないトランプ氏よりも、母が苦労して娘を大学に通わせ弁護士から国務長官にまで上り詰めたヒラリー氏のヒストリーのほうがより白人下流層向きの人材としての説明であったはずだし、悪口や放言がうまいだけで言っていることに中身がないことが明々白々な人より、弁護士として鍛えられた弁舌術の持ち主のほうが説得力にたけていたはずだし、富裕層としての生活の豊かさを人々に喧伝し人気を得ているタレントよりも、リベラル派として女性や少数民族寄りの政策を進めオバマケアの成立に尽力していたヒラリー氏のほうが白人下流層向けであるはずだ。
だが、これは日ごろから政治を注意深く見ている政治ウォッチャーの考え方だ。
白人下流層の、たまに政治ニュースをみるくらいで議会での議論や新聞の政治コラムや統計を見ない人々にとっては、いけすかないエリート上がりの女性のヒラリーよりも、面白おかしい悪口を言って笑わせてくれるタレントのほうが親近感があり自分の味方であるかのように錯覚する。
白人中流層にとっては、ヒラリー氏はダメ男をしかりつける母親の様に思わせる。彼らの劣等感を刺激する存在、特に苦労して成功した人間の発言はむしろ、苦労して報われない人生の人々にとっては自己の劣等性と駄目さを認識させる嫌な存在に見える。
特に女性にそう思わせられることを白人男性層が嫌う。
これらの人々の内部に矛盾した考えをいくつも持っている特徴。
無知蒙昧で先行きの見通しも立てることが不得意な不満否定派の矛盾した行動。
自己の人生への絶望からくる破壊衝動のはけ口としての投票行動。
白人下流層の生活はこれでよくなるか、確かにトランプ氏は中流層向け減税などをうたっているが、それを超富裕層のトランプ氏と共和党が本当にそうするだろうか。
つまり今回の投票行動の本質とは、白人下流層が自己の矛盾した破壊衝動が生み出す社会現象の混乱が生み出す渦によって困難な自分の人生に救いが訪れてほしいという理不尽な救済欲求ということがことの本質だろうし、それは全く救いをもたらさないだろうという誰にでもわかりそうなことですらわからないほど彼らは困窮し混迷しているのだということの表れなのだろう。
単純に言えば崩壊的であり、矛盾と崩壊に救いを求めるという悲惨さなのだ。
それが世界の人々に唖然とした雰囲気を生み出すもとになっている。
トランプ大統領でだれの何がよりよくなると言えるのだ?
当の白人下流層ですら、それをちゃんと話せるものがいるだろうか。
つまりこれは破壊衝動なのである。
そしてそれが理性的かつ冷静な判断力を押し通した、という事。
つまりこれらの不満層の本質は、
よくわからないけどなんとなくそっちだろう、そして理性的な人の言うとおりにやっていたらより困るのでいやだ
という
なんとなく派、ムード派、不満否定派
と
政治がよくわからない印象論のみで判断する人々が有権者の多数派である。
ということの表れ。
考えればわかることを、考えない人々が多数である。
という救いのない真実の表れ。
救いを求める人々自身が自分を苦しめる選択をしてしまうという矛盾。
トランプ大統領によって
中絶は厳しく制限される(白人下流層にとっても育児費用の増大となる)
オバマケアは廃止されるかもしれない(低所得者の保険料の拡大傾向に歯止めがかからなくなる)
多国間貿易は規制され移民は制限されるかもしれないが、世界がブロック経済化すれば不況になり結果失業率は上がる。
これらが起こったとして、それは白人下流層にとっても大きなダメージであるだろう。
この投票者たちは、そんなこと考えているのか、疑問である。
今回の大統領選挙で分かったことは、よく考えないで投票するムード派の人々が多数であり、そういった人々に受けるには、テレビスターでいることと、ヒラリー氏にはないイメージ、チャーミングでラブリーであること、これらが今後の大統領選で必要だということだ。
一言でいえば
不満層が
NO
と言い続けるのがうまい人を、自分たちの代弁者だと勘違いした。
という事。
不満層の現状改善欲求のエラー
という本質。
そしてこのエラー層(間違った判断と行動をとりたがる人々)の混乱と破壊衝動が、今後の政治層の中心なのだろうという事。
平和的なテロ的投票行動と言える。効果は限定的むしろ逆効果なのだが、それが正しいと勢いで考える誤解している人々が多数派だという真実。
おぞましい政治的原風景の表れとして、記憶されることになるだろう。
人々は理性より、感覚とムードを確信するというバイアスを持つのだ。
だからこそ政治コンサルタントは、そういった人々に嘘を信じ込ませられるからと、熱心に虚偽の情報をつたえつづけるように仕向けようとするのだ。
有権者が愚かであれば、だましとおせる。
そういう付け込まれるすきを持つ、有権者であってはならない。
今後4年間の予想として
おそらくほぼすべてのアメリカの政治アナリストが指摘することになる
1
貿易にいくつも非関税障壁を作りアメリカファースト政策をすすめる。
2
おそらくどこかで別の戦争を始める。共和党政権では当然である。
3
資源高政策を進める。外圧を多用することをためらわなくなる。
4
多くの諸外国も同様となり対立的世情となっていく。
5
不況期に入っていくことを覚悟した投資家のポジションチェンジがしばらく続き、新興国にとっては受難となるだろう。
6
海外テロはむしろ増える。
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