第5話 サイコパスサディズムの対人比較絶対化欲求 #とは #定期 #心理学 #哲学 #経営
サイコパスサディズムの対人比較絶対化欲求 #とは #定期 #心理学 #哲学 #経営
サイコパス、サディズム、冷酷さの本質とは、他者に対する対人比較優位性の絶対化欲求。
他人に善行を施すことは負担が生じる。また物事を行う新しい未知のリスクも生まれる。
それよりは既知の範囲で物事が無事に済む向きに将来性を掛ける方が良いと考える。
従って他人に冷淡で善人を見捨てる残酷な方が自己の利益の他人からの比較優位性を絶対化できると計算する。
サディストが苦しんでいる人を見て楽しむのは、他人の苦しみが、苦しんでいない自己を自覚してナルシスト的カタルシスを得る脳的機構が発達しているからとも言える。
そして、他人より比較優位性を絶対化したいがために、より弱者に対して拒絶的対応を行う。
強者としてふるまい続けていられる内はそれでも大丈夫だが、本当に困難な時、この種の人物たちは周辺から敵意を買っている為に、困難な時にはあいつが弱っている、と益々叩かれてしまう。
そのことが解っているので、サディストは周辺に対し暴力的威嚇を繰り返し続けることで後々の反発のリスクを抑えようとする。
こうしてサディストは孤立していく。
他者への共感能力の無さと善行の負担の不足は人生における巨大なリスクの積み上げに他ならない。なぜなら人々から対立を招くからである。
サディストの末路がいかなるものかは、ヒトラーを見ればわかる。
サディストは潜在的に、他者より自己が比較劣位になることを嫌う。
そのため嘲笑や罵倒などを受けたときに激しい暴力性で反発する。
他人より自分が上か下か、という立場の順列を極端に気にする。
従って権威や役職の順列などに執着しやすい。
おそらく幼児での心理的成長過程に自己の存在意義を揺るがす劣位性自覚のトラウマが生まれ、その記憶が刺激され、フラッシュバックから怒りの反応を瞬時に起こすのだろう。
トラウマの解消が出来ずに人生を対立にまみれて不幸な人間関係しか気づけず対立と孤立にあえぐ。
サイコパス、サディズムは結局他人もその人物自身も不幸にするのである。
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