第20話 経済万能主義の限界 マネーメカニズムの進行が人間を倫理化するという楽観論の終焉。 #とは #定期 #経済 #政治 #国際

経済万能主義の限界 マネーメカニズムの進行が人間を倫理化するという楽観論の終焉。 #とは #定期 #経済 #政治 #国際


中国に70年代から無邪気に投資していた各国投資家は


豊かになれば中国もより民主化する


と言っていた。


大金持ちはより倫理的であるだろうという人間倫理楽観論は、トランプ氏の登場で完全に終焉した。


中国は驚くほど強硬であり、またアメリカ以上の経済力がある独裁国家の誕生の可能性は、民主主義に対する深刻な脅威となっている。


世界を統べる者たちは聞いてほしい。


我々は経済万能主義にかまけて、マネーメカニズムの進行が世界をより倫理的にするという無邪気な楽観論を持ちすぎていたのではないか?


それが中国の傲慢さであり、トランプ氏の出現であろう。


経済力を持っていいのは正しいものでなくてはならない。


正義経済論が新たに出現するだろう。それは貧困耐久要求型の正義論ではない、豊かさは確かに正義の側が持たなくてはならない、というものである。


筆者も最近この点でかなり反省している。


我々はマネーメカニズムの仕組みに新たに


倫理的であること、正義であること。


という抵抗性を組み込む新たな仕組み作りに着手しなければならないのだろう。


それが独善性に行き過ぎることなく円滑に機能するように、制度設計しなくてはならない。

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