第12話 差別者の思考の誤作動構造 #とは #定期 #心理学 #哲学 #政治 #経済

正常性バイアスに逃げ込む人々 #とは #定期 #心理学 #哲学 #政治 #経済


人間の人格の発生確率を標準偏差的に考えるとき、マイノリティーを排除する心理の持ち主たちは、標準偏差内の確立を「常識」と正常範囲としてとらえ、それ以外を「非常識」異常範囲と考える。

人は日常的な見知った範囲以外を、否定しやすいと言う正常性バイアスを持つ。

それは単に、日常では目にしない、不慣れな事柄にすぎないのだが、時々この正常性バイアスの世界観を絶対視し、それ以外の範囲で生きている少数派を差別し排除しようとする人々がいる。


他者との比較優位性を強調したいと言う欲求の持ち主がいる。

時々だが、自己の比較劣位性とトラウマへの反動から、暴力的衝動を持つ人がいる。

そして劣位性払拭欲求として比較優位性を強調したいがために、標準偏差外の確立の人々を排除する主張をすることで、自己の優位性を周辺に認めさせたいと言う欲求に転化するのだ。


これは思考の誤作動である。

標準偏差外は、単に日常ではあまり目にすることがないと言うだけであって、単に知らないだけだったり不慣れなだけだったりする。それらも当然存在している。

それを攻撃材料とすることで、自己の優位性強調をしようとし、暴力をふるうのである。


このような暴力差別主義者の思考の誤作動のメカニズムを理解しておくこと。

そうすれば、彼らの主張は単なる誤作動であり、標準偏差の世界だけが世界の全てだという誤解をしているのだと解る。


正常性バイアスは誤作動しやすい考え方である。気を付けること。

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