第17話 快楽至上主義者の勃興 トランプ氏支持に見る反理性主義の活力化とメディアホリック #とは #定期 #大統領 #アメリカ #心理学 #ニュース 

快楽至上主義者の勃興 トランプ氏支持に見る反理性主義の活力化とメディアホリック #とは #定期 #大統領 #アメリカ #心理学 #ニュース 


他者に対し侮蔑的で嘲笑を好む

派手に騒ぐことを好み攻撃的である

自己の優位性の誇示の為なら暴力をいとわない。


まるでバラエティ番組の主張の形。


テストステロンという男性ホルモンの攻撃性と暴力性を高める効果に則した行動と発言。


何より対立的であることを好む。


テレビショーなどは視聴率を上げるため興奮性を高める演出を好むため、これらを見て育った世代は興奮性を高める発言などを好むようになる。

これらが快楽性であるとメディアで脳に刷り込まれ続けた世代がいると言える。


快楽こそ至上と考え、理性的かつ鎮静的であることを嫌う。


理性的かつ興奮鎮静作用のある発言や沈思黙考はメディアでは視聴率などマーケティングにそぐわないため否定的であり、そのような傾向に影響されて育った世代には、脳の情報処理に常に快楽性や興奮性を高める効果のある言葉や情報がないと満足しなくなる。

麻薬的なのだ。


メディアホリックといえるこれらの人格形成構造の行き着いた先がトランプ現象の表れであろう。


シナリオ工学では、主人公との対立点を明確にするため、あえて悪役に侮蔑的で嘲笑的なセリフを言わせて興奮作用を持った対立シーンを作る技法をよく用いる。


トランプ氏の演説はまさにそれである。


問題は、有権者である人々が、それが人気を得るために仕組まれた演出技法だと見抜く視点を持っているかどうかである。


メディア技法は真実ではない。


そして大統領は真実において行われるべき職業である。


世界の運命がかかっている仕事である。

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