概要
少女を救え。神を殺せ。
世界的な災害が起こって四十年。度重なる災害と突如現れた空想上の生き物たちに襲われ、人類は死滅するかに思われた。
人類総人口七億人。人々は「想い」を糧に「魔術」を武器に生き残った。
ルーン魔術とブードゥー呪術を使う名うてのおっさん「ダレル」。
何者かに親を殺され、四十年前の世界から時間を飛ばされてきた女子高生「ミサキ」。
「想い」が力となる世界で、二人は何を思う。
人類総人口七億人。人々は「想い」を糧に「魔術」を武器に生き残った。
ルーン魔術とブードゥー呪術を使う名うてのおっさん「ダレル」。
何者かに親を殺され、四十年前の世界から時間を飛ばされてきた女子高生「ミサキ」。
「想い」が力となる世界で、二人は何を思う。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!細かく調べられている魔術に関する知識と、盛り上げる手腕
この小説も、4話まで来て遂に魔術による戦闘が始まりました。正直魔術に関しては門外漢な私ですが、ファンタジーな魔法ではない、実在する地味な魔術に関する知識を用いて戦闘を盛り上げている作家さんの腕は、大変素晴らしいと思いました。
ラノベのような雰囲気では無い、昔ながらの小説らしい小説な書き方も良く仕上がっていると思います
今回の戦闘は、主人公側が格上でしたが今後どのように窮地に立たされていくのか?とても気になる作品です。
あと、オッサン少女モノとして。このダレルは「デレル素質の有る良いオッサン」と見ました! きっと、良いデレっぷりに仕上がっていくでしょう。期待してます - ★★ Very Good!!本格派の近未来ファンタジー小説
読み始めてすぐに、この小説がライトノベルを志向せず、一般小説を目指して書かれている事に気づかされます。古典的ともいえる硬質な文章ですが、それが心地よいです。
過剰に説明せず、読者の想像力が羽ばたく隙間が用意されているこの文章力は素晴らしい。乾いた空気、すえた匂い。特に書かれていないにも関わらず、ちゃんとそれが伝わってきます。これも作者の力量でしょう。
設定もとても面白いです。一般的に異世界物は、異世界に吹っ飛ばされた人の視点で描かれる事が多いのですが、このお話では吹っ飛ばされてきた少女を守る中年のおじさん、ダレルの視点で紡がれています。
異世界になじんでしまっている人の視点ですから、異世界と…続きを読む