なゆた黎

恵方巻を丸かぶりしながら心の中で願い事を唱えたら叶ってしまった。 そんなつもりじゃなかったのに。 ちょっと怖い。 ──という話です。 ※人が死ぬ話ですので、苦手な方はお気をつけ…

幼なじみが心霊スポットへ行って、片方が人外になる話。 あこがれの『死別ブロマンス』に参加したくて書きました。 死んでも今は別れてないですが、そのうち死別すると思います。 ごめん…

ついに来ました、「たった四行」シリーズ第三弾！ 今回は舞台を異世界に移し、意図せず転生してしまった主人公を中心に、いつものギャグが炸裂します。 お暇な時にでも、お気軽に覗いてみて…

バス停のベンチに座る少年と老婆。 何気ない会話を交わす二人の前に、やがてバスが到着する。 少年は立ち上がり、老婆に優しく声をかけるのだった。

よく出張先へお土産に持って行くお菓子の作り方、紹介します。評判のいいものだけ、ね。 たまにはこんなレシピ小説も、息抜きにいかがですか？ 気になるレシピのつまみ食い、大歓迎です。

廃屋に横たわる一つの死体── スマホの向こうで微笑む一人の少女── 彼女の言葉に導かれ、僕は常軌を逸した迷宮へと踏み込んでいく……

電子工学の権威で医学博士の伊佐美理央は、ある画期的な発明をする。それは、遠隔操作でいかなる手術をもこなすＡＩロボットだった。【ＲＯＡＩ】〈ローエ〉と名付けられたそれは、量産化を目…

駅という、日常生活に密接した空間で起こる怪。 背筋も凍るような体験談をご堪能ください！

「かさおばけぶんめいかいかおぼえがき」と読みます。 　妖怪を主人公に描いた落語調の短篇小説第二弾（別に続編ではない）。 　（※地の文少な目・会話多めの文体で、落語を聞いているよ…

『たった四行の学園生活なんて自堕落すぎる！』に続く、「たった四行」シリーズ第二弾。今回の舞台は、サラリーマンの日常生活。入社一年目の社員が遭遇する様々な体験を、アホらしいギャグと…

最後の闇祓い〈エクソシスト〉である俺は、教皇庁の命により、とある町に赴いた。 そこでは、この数ヶ月の間に十三名もの行方不明者が発生していた。 その中でも、三人の被害者を出している…

小学生の「わたし」が引っ越してきた家には、老婆の幽霊が居座っていました。 これは、わたしが初めて「幽霊」というものの存在を意識したときの話です。

朝目覚めた俺は、自分の身に起きた異変に驚愕する。 何とか元に戻ろうと色々な薬を試し始めた矢先、会社の後輩から一本の電話が！？

闇祓い〈エクソシスト〉── この世から悪魔を撃ち祓う聖職だ。 その最後のひとりである俺は、バチカンからの要請でとある洋館に赴いた。 そこで起こっている厄介事を解決するため。 そし…

自主企画『 筆致は物語を超えるか　【春にさよなら】』、参加作品。 ナツがハルを思っていたころ、ハルもナツを思っていた──という話です。

突然の火事で故郷である里山を失った鳥天狗の少年は、零と名乗る人鬼に拾われ「睦樹」という名を与えられる。名前も火事の時の記憶もない少年は零の住処『隠れ家』に身を置くことに。そこは行…

最近あちこち読み歩いているので、〈コイツ、何者？〉とか思われる方がいらっしゃるかもしれないと思い、自主企画の場を借りて〈自己紹介〉を新設しました。 評価の基準なんかも書いてあり…

駅のプラットホームで列車を待つ私は、無理心中を図ろうとする母娘を見かける。母は轢死し、娘が一人取り残される。娘の手からこぼれた小さなボールを拾い上げた私に、想像を絶する悪夢が襲い…

主人公・九牙凌介は内閣調査室直属特殊部隊、通称「特隊」に所属する保安要員。彼には鍛え抜かれた技能の他に、ある「特殊な能力」が備わっていた。著名な防衛省要人の殺害事件を調査する中で…

じつはじつわとは、実際に自分が体験した話や友人、知人から聞いた話を語り口調で綴るお話です。実体験のお話に少しばかり脚色をしていますが、話のほとんどは本当にあった話です。 なお、他…

ある青年の昔語り。 都内某所にあった父方の祖母の家の庭には、滾々と清水の湧く 小さな池と、ちょっと立派なお社があって、美しいが恐ろしい 水の女神が住んでいた。 ※『Calli…

異常心理学研究会──それはＫ大に内在する一風変わった同好会である。亜蘭芳率いる超個性的な面々は、人の異常行動について日々研究していた。研究テーマとなり得る案件があれば、学内外を問…

誰もが知っている「竹取物語」 ちょっとＢＬ風味のブロマンス仕立てに二次創作しちゃいました。 優しく柔らかい世界をお届けします。 表紙絵 https://kakuyomu.j…

満月の夜に鬼が出ると噂の山がある。 今夜も綺麗な満月が夜空に浮かぶ。 山に差し掛かった男は自ら鬼に歩み寄る。 なぜなら「鬼が奏でる笛の音が綺麗だったから――」 表紙絵 htt…

アカデミズムを追放された一人の科学者が、信念で到達した温暖化問題とエネルギー問題の解決法。 科学者の探究心は地獄をも穿つ。穴を掘られた地獄はさながら地獄絵図でした。 勢いだけで…

これは、無名な霊能者である僕とエセ関西弁のイケメンな先輩が、バケモノ退治に奮闘する物語である。 試験に合格し、無償の見習いからバイトへ昇格した僕は、僕の師匠兼雇用主である先生の…

ちょっと勝ち気で家族や友達にもついキツく当たってしまう中学生・土方　優は、気になっていた男子生徒・上川直也が自分を悪くいうの耳にし、ショックを受ける。 落胆して家に帰ると、弟の匠…

一度死んだ私はあるものに転生してしまう。はたして、それにはどんな意味があるのか！？

根澄町に引っ越しをした私、高梨小百合は市役所や不動産会社で理不尽な扱いを受ける。 この町では猫は禁止されているというのだ。 何としても愛猫と共に過ごしたい私は、「猫は家族に預ける…

朝、起こしてくれる存在は貴重ですね

「なぁ、コンジンシチセツって知ってる？」 持って生まれた霊感を生かそうと、高名な霊能者の元に 弟子入りし、大学へ通う傍ら、師匠の事務所でバイトと して働く僕は、事情を知る高校時…

カップ麺をこよなく愛する名探偵──人呼んでインスタント探偵・即席軽太郎！ 難攻不落の事件に、今日も助手のリン子と挑みます。 さあて、今回の謎は……！？

　桜が盛る夜、楼閣の茶屋で酒を飲んでいた妖祓いの燈架は、興が乗じて相席していた少年に菓子を奢った。そのことを切っ掛けに、少年――颯季と奇妙な縁で結ばれる。彼が主とあおぐ麗人、都で…

その約束は、幸せか、束縛か。幸せの定義など、本人にしか、わからない。

ごく普通の女子高生・永が、古い指輪を探す謎のイケメン・石川に出会ったその翌日、偶然にも、古い指輪を拾った親友・真緒が、不可解な事故で入院した。 お見舞いの帰り、石川と再会した永は…

　洋菓子店の裏庭に無造作に植えられたりんごの木。七年経ってようやく実をつけたのんびりのその木には、葉っぱのような緑の瞳と幹の茶色な髪を持つ、小さな精霊が宿っていました。 　一人…

いつの間にか現れて、いつの間にか消えてしまう骨董屋。不思議な店主が手渡す紙風船が、大事な思い出を引き寄せる。 ※連載にしようかと思いましたが、とりあえず完結にしときます。 気が…

書籍化決定しました！ 2023年8月2日発売。税込1980円です。書き下ろしエピソードも複数あり。 よろしくお願いいたします！ また６月19日夕方より「書籍化記念特別編」と題し…

ある秋の昼下がり、ボッチな中学一年生・和泉総吾は、 クラスの人気者・有馬瑞規から、「ことりを見に行こう」 と誘われる──それが、全ての始まりだった。 少年たちの小さな冒険と、熱…

ゴールデンウィークに帰省した男子大学生と、 幼なじみの少年の、ノスタルジックな怪異譚。 怖くないけど、一応ホラーです。

宮尾伊織の家は先祖が殺した猫『おタマ様』に代々祟られている。誕生日に婚約者から結婚資金を持ち逃げされた伊織は、突然、祟り神・おタマ様が見えるようになった。「アンタが七代目を産めず…

はじめての彼氏と過ごす、はじめての夏。 それを楽しみにしていた高校１年の大川菜月は、夏休み目前、肝心の彼氏にフラれてしまう。 そんな菜月の前に現れたのは、小生意気な小学生の男…

舞台はアメリカのロサンゼルス。 家に届く花や手紙。愛を語る恋人もおらず、誰かも分からないＸからだった。エスカレートしていく一方的な愛は、いつしか怨恨へと変わっていく。 リックは警…

スマホから流れる異様な声に悩まされる女性。 依頼を受け真相究明に乗り出す双子の祈祷師。 その名も竜宮寺風と竜宮寺雷。 果たして謎は解けるのか。 そして危機一髪の彼らの前に現れた人…

呉島四郎といいます。束縛の強過ぎる彼女に会社を退職させられて暇なので、趣味で聞き集めた怪談を書いていきます。 という体の実話風怪談集です。つまり作り話です。

ここは黒い太陽が輝く世界。昼は薄暗く、夜は尚暗い。 そんな魑魅魍魎と隣り合わせの世界で、妖怪退治『左団扇』を経営する二人組。 鵺使いの亜緒と、「妖殺し」の異名を持つ蘭丸。 しかし…