訓練中に左腕を失い、AIを搭載した義手を手にした主人公。左腕の名前はレフティだ。万能だが、いつも100%の答えを返さないのが玉に瑕だ。
そんな中、国家の要人たちが次々と殺されるという連続殺人事件が発生した。今回の被害者で三人目だ。その被害者が殺された現場に行くと、謎のドローンが飛んでいることに気付く。主人公はドローンを追跡するが、これは誘導だった。主人公は病院で目覚め、捜査を続けるために再び立ち上がる。
主人公は今回の被害者の妻に会いに行く。被害者夫婦は一人息子を事故で亡くしていた。その事故以来、今回の被害者はパソコンをもって一人で部屋に籠る日々を過ごしていたらしい。そして、ようやく社会復帰したところを、殺された。息子と夫を亡くした女性の心労は計り知れない。しかし、主人公はあるはずの被害者のパソコンがないことに気付く。そして、再び何者かの襲撃に遭い、病院で目覚める。
主人公が眠っている間、女医は被害者の書いた論文に目を通していた。そこには人間の短期記憶を司る海馬に振動を与え続けることで、人間の脳に記憶を移植することができるとあった。女医からこのことを聞いた主人公は、被害者の妻の保護に向かうのだが、そこは既にもぬけの殻だった。そして、犯人からの挑戦を受けることになるのだが……。
果たして、真犯人は誰なのか? 目的は?
交通事故に遭った息子を想う両親と、消えたパソコンの謎。
そして、奇妙な物体の研究と、被害者の研究。
その全てが繋がった時、物語は衝撃のラストへと向かう。
義手の左腕と男気溢れる主人公とのバディ。
両者の掛け合いも見どころです。
是非、御一読下さい。