桜森よなが

島に住む少年たちは、自分たちで作った基地の中でよく遊んでいた。その日も実家がケーキ屋の少年、和志がケーキを持って来ていて三人で食べていたが、年上の少年二人は来年から高校生となる。…

　山荘のオーナーが殺された！ 　現場に居合わせた探偵が紡ぎだす推理は…… 　――――カクヨムコンテスト１１【短編】、お題フェス第二回「卵」に挑戦。

「霊の姿は視えるが声は聞こえない」自称・美少女探偵・鏡花と「霊の声は聞こえるが姿は視えない」特異体質を持つ助手・岩山。 本格ミステリの様な事件を解決したい鏡花には霊絡みの依頼ばか…

2050年。人類はコンピュータシミュレーションによって自分自身を完全に理解した。人間の生物としての機能、個人のバラツキ範囲を含む分散情報、集団として行動した結果の歴史、そのすべて…

　主人公の咲は、幼馴染の涼太郎に惹かれながらも、自分に自信がなく、自分の気持ちに素直になれません。 　自分の事を嫌いな咲が、試練を乗り越え成長していく物語です。 　がっつり恋…

　髙﨑颯真は名前のない答案用紙を拾った。 　それは数学の先生が三者面談に備えて出したサービス問題。 「17番目の素数を答えよ」 　その答案には「57」と書かれていた。 　…

　私の名前はジグムント・フロイト。歴史に名を残す、有名な心理学者だ。 　だが、それは世を忍ぶ仮の姿に過ぎない。本当の私は『地獄の公爵』。言うなれば大悪魔だ。 　そんな私たち悪…

どうも、筆者の桜森です。 これは私が小学二年生くらいの頃の話です。 私の母と姉の趣味が腐っていたことによって起きた悲劇、どうかご笑覧ください。

貴族の少年シュミセルは、龍の鱗を剥ぐ現場を体験したいと願い渓谷に赴く。空狩人のレオムとともに裂空鳥に跨り、未知の冒険へと飛び出す。龍の鱗は、美味なるスープの原料として晩餐会で欠か…

私の地元のある神社のおみくじが凶と大凶しか出ないっていう噂があるのですが、気になって調査したところ、それよりももっと恐ろしいことが次々と判明しました。 調べた過程で得た資料や体験…

デフォルトの声紋は、「ステータス・オープン」と設定されています。 声紋は８字以上、２０字以内で変更可。ただし公序良俗に反する用語は登録不可。 ※本名が「フリン」のような同音異義語…

何をしても満たされず、渇きにも似た衝動を抑えることが出来ない美桜。女友達と笑っている時も、彼氏と部屋でくつろいでいる時も、幸せだと感じることは出来なかった。 ──なにかが足りな…

――少年は、いったい何と関係を築いたのか？ 異世界と思われる檻の中で目覚めた『名前が思い出せない』少年。転生チートも無ければ、この世界がどんなところか説明してくれる人も見当たら…

意識のみを機体に送り込み、仮初の肉体を使ってレースを行う近未来スポーツ、リンドブルムレース。 幼い頃にその魅力に囚われた香月兎羽は、高校入学と共に自らもリンドブルムレースのランナ…

　発掘調査が行われている古墳時代前期の遺跡では、原因不明の激しい破壊の跡があった。そこで見つかったのは、まるでクラインの壺のような土器。 　はるか古代、この奇妙な遺跡で何が起こっ…

「大丈夫だって。霊園を車で１周して帰るだけだから」 イケメンだけど極度のビビリな友人・神澤。 合コンで一人勝ちした彼への嫉妬もあって、俺たちはドライブ同然の子供だましな肝試しを…

愛機を遺して、「天月ハル」は死んだ。しかし彼の物語はそこでは終わらず、ハルは機械生命が跋扈する遥か未来の終末世界へ転生、食い扶持を繋ぐため傭兵となって人型兵器に乗り戦うが、借り物…

　土色の身体で皆から災いの子と呼ばれるミハ。 　彼女の心の中にはいつも言葉にできない思いがあった。

短編集です。お嫌いなものからお読み下さい。

就職活動は上手くいかず、彼女には振られ、先が見えない日々に嫌気が刺して、文字通り日本を飛び出すように、傷心旅行に出たルカ。 たどり着いたのは地中海の国。 山に囲まれた、森の外れ…

その完璧な美貌から高校で「Ｓ級大和撫子」という通り名がついている高校一年生の少女・佐沼瑠璃子（さぬま るりこ）。 ……の隣の席に座っている高校一年生の少年・雁谷雫（かりや しず…

森でたった一人で暮らしている猟師のアレクシスは、ある朝、水たまりで溺れかけていた蜘蛛を救った。 その夜、アレクシスの小屋に美しい少女が訪ねてきて、今朝助けてもらった蜘蛛だと名乗る…

三浦高校3年2組の女子12人は、卒業式を終えて箱根に卒業旅行に来ていた。まったりと観光してホテルに向かい、12人揃って大部屋に宿泊。当然、彼女達の話題といえば恋愛話……だったのだ…

垢BAN こちらのサイトにお邪魔するようになってから ちょいちょいご注意いただくようになった言葉です。 あなた、そんなにいっぱいレビュー書くと垢BANされてしまうよ。(気をつ…

人は、自分のものではない“何かの記憶”を宿して生まれる。 喜びも罪も、受け継がれた記憶が響き合い《残響》となり―― その性質によって人々は《正典》と《外典》に仕分けられる世界。 …

ふたりはカクヨムコンテスト11にて開催された「お題フェス」を知った。 お題は【未知】。 さて、どうしたものか。

筆者・真野魚尾(まの・うおお)が読んだ漫画の感想をゆるく語ります。時おり百合やBLの妄想が混入しますのでご注意ください。 ★61. 個人的マンガ・オブ・ザ・イヤー2024〈前編…

安アパートで暮らすぼくのもとへ、空から友だちが舞い降りた。

国王軍は、長きに渡る魔王軍との戦争に終止符を打つ最終兵器として、異世界（現代日本）から４０歳童貞様の召喚を試みる。 しかし魔法陣の座標が間違っていて、４０歳童貞様は違う場所へ転送…

　深夜の交番に鳴り響く電話。 　――――カクヨムコンテスト１１【短編】、お題フェス第一回「未知」に挑戦。

作者のジャックしゃんからは、ちゃんと許可取っていますわよぉ〜❤️ (=´∀｀)人(´∀｀=) あんまりにも理不尽で救われないオハナシだからさぁ… _:(´ཀ`」 ∠): 怒り…

月から飛来した隕石と共に現れた異星人「モア」は、人間に擬態し、静かに侵食を始めていた。 月面調査から帰還する宇宙船の中で、ただ一人“異変”に気づく操縦士。しかし、彼の警告は次第に…

2025年11月のある日、私はすべてを失った。運転免許書、保険証、クレジットカード、マイナンバーカードすべて入った財布を落としたのだ。そしてなぜか止まるスマホ。果たして私は、何も…

邪智暴虐の王ディオニスを殺害した罪に問われたメロスには事件発生時、遠く離れた村で妹の結婚式に出席していたという鉄壁のアリバイがあった。 彼の竹馬の友かつ人質のセリヌンティウスは、…

休み時間、教室の隅は僕にとっての聖域《サンクチュアリ》だった。僕はそこで三島由紀夫先生の名著である『金閣寺』を開き、緻密で装飾的な文体に酔いしれる。僕のこの時間を何人たりとも邪魔…

《邦画風じっとり青春ノスタルジック×ファム・ファタール耽美サイコホラー》 男子中学生・谷崎真理は、離島唯一の医師である父に命じられ日常的に死体を解剖している。 閉塞的な日々から…

　この作品は、私が、２０２５年の冬から春にかけて執筆した、「閉じ込められた、美しく、聡明な、王妃の祈り」（第一部）と、初夏から現在に至るまで執筆中の「エリトニー興亡記　～英雄の帰…

AIと創作について語り合った、そのひとつの軌跡です。 みんな、AIとどんなふうに付き合ってるんだろう？ なんてことにご興味のある方は、どうぞお立ち寄りくださいませ。 なお使用…

感情は都市を感染させる。 SNSの炎上、選挙の空気、ニュースの温度—— それらはすべて、1945年以降に“誰かが設計した感情の流れ”なのかもしれない。 世界は眠り、人類は夢を歩…

　皇帝アレリウス。 　帝国を大きく広げた功績は本物ながら、伝記に残る超人エピソードは過剰演出。 　すべては死後も忘れられないために。 　だが千年後、陥落寸前の王国によみがえらさ…

「貴方がいてくれるなら、私は何も怖くありません」 孤独な王女が選んだのは、魔法使いではなく――最強の「女剣士」だった。 病室で短い生涯を終えた少女は、異世界で願った通りの【健…

成沢忠弥に憧れている少年武士の半之丞。その日、道場の師範代を務める忠弥が、道場が終わるといなくなっている。気になるが、彼にだって一人になりたいときもあるだろう。半之丞は家に帰ろう…

カクヨムコン10　短編　中間選考通過作品　 主人公の「俺」は雪の降る夜に死体を埋めるために山に入る。 山岳部出身であるためで普通では入ることが難しい場所を探し出し、「完璧なア…

黄泉へ送ったはずの魂が、 翌日も名古屋の街を歩いていた。 それは、冥府省の記録には 残されていない“異常”だった。 冥府省送魂部・名古屋支部の黄泉送りメイは、 名古屋の街で迷…

昼休み、親友が持ち込んだのは「筋肉・神経・血管・薬」で今日の相性を占う謎アプリ。漫才みたいにツッコんでいたはずが、気づけば“ふたりの相性”まで診断されて……？

彼女はわたしのことをルシアと呼んだ。そして、わたしは彼女と呼んだ。わたしたちの生きる世界はいつも透明な膜で隔てられている為、その先にいる彼女のことをわたしはいつも遠巻きにみていた。

タイムリープ、パラレルワールド、SF要素。学園、百合、メイド、ラブコメ要素。伏線、謎解き、ミステリー要素。異能力、アンドロイド、ファンタジー要素。最小単位１４０文字にすべて盛り込…