ひゐ（宵々屋）

成績も良く、品性にあふれる彼女が進学もせずにアンプをやっているらしい。なんてことだ、そんなばかな。

「僕に友達なんかいない」人間嫌い。悪魔嫌い。他人嫌いの悪魔・ヴィクトールは、人間と悪魔が共存する社会でやむを得ず人の願いを叶える万事屋業を営んでいる。彼の元に、昔馴染みから『予言…

私の名前はドリムリーパー。夢《ドリーム》を跳ね渡り《リープ》終わりを齎す者《グリムリーパー》。夢の死神《ドリムリーパー》…… 前にも聞いた事はあるかしら？ https://kak…

俗世間に馴染む、不思議な美少年の超短編四編。 カカオ60%チョコレートのようなバランスを詰めました。 狂気の美、艶の恐怖、明瞭の苦しみ、冷淡の熱。ぜひご賞味ください。 (※R15…

　巨大な外壁に囲った王国『オフィックス王国』 その国にいる唯一の孤児である盗人コブラと唯一の黒い髪をした異邦人の騎士ヤマトは刑罰としての任務を任された罪人として、そしてその罪人の…

身体が鉱石化する奇病が蔓延する世界 ぱきりと音をたてて結晶の花が咲く ライカを蝕む"寄生星"が成長を始める 細い血管をはいずりまわり、少年のいのちを喰らい尽くすために またひと…

「種を植えたのよ、トオルくん」 キリコは昨日のテレビ番組の話をするような調子で、緩やかな自殺を僕に告げた。

月を売ってくださいと頼まれた少女のお話。 「小説家になろう」にも投稿しています。

世界が終わる日。鐘の音が響く中、青年は一人の女と出会う。 「小説家になろう」にも投稿しています。

地下都市《コバルティア》にはかつてランタンの灯りが存在しなかった。ほのかに光る草花だけが頼りの暗い世界。 これは灯りを求める少年たちのお話である。 †登場人物† ヴ…

　人間の住む世界に「悪魔」「魔族」が存在する世界。 　魔界の王にして狡猾な魔女・デライラに恋人を殺されたレオノーラは、愛した人の敵を討つために魔界へ渡る旅に出る。 　しかしその道…

　旅しながら国の変遷を記す〈記録作家〉。 非凡な才を持ちながら自由であることを好む記録作家のテオはある日王宮に呼び出される。召集された4人の記録作家と“ヨルノリアに潜む不穏な影”…

人狼に呪われ、自らも人狼となってしまった男がやっと築いた幸せは、崩れ落ちる運命にありました。 バッドエンドのダークファンタジー短編。 　 ★カクヨムweb小説短編賞2019（ファ…

天使についてのお話が集まってくる森があるそうです。 物語や詩、噂話、井戸端の会話、童話、民話など、天使のお話は各地に散らばっているというのに、どうしてかしら、天使についてなにも知…

一話完結の短編集です。 不思議な世界観を体験したい方、心に何かを感じたい方へ送る物語です。 不定期で更新しますがよろしくお願いします。

僕が月を見た時に思いついた短編です。 良ければご覧ください。

朝、起きたら。ご主人が、居なくなっていた。 ベッドルーム、書斎、花壇のある庭、食卓の間。 そんな事件に、三毛猫探偵であるランポが挑む。 玄関の猫用の出口から飛び出して外の世界へ。…

私達は見捨てられた夢 その血を凍土に捧げる罪人 硝子作りの花畑は いつしか黴の花に変わり 硝子の種を撒き 新たな黴の草を生やす 三角形に背を向け合った 私達は永遠の少女 滅びを知…

　村の巫女である、少女イズリ。 　彼女は村の人々によって、祠に入れられていた。 　年に一度の祭りの日以外。 　ずっと、このままだと思っていた。 　四年前のあの日が来るまでは。 …

北欧神話の一節を見ていたら書きたくなって書きました。 思い付きで書いた作品なので、よく分からないところもあるかもしれません。 こんな作品でも気に入ってもらえたら嬉しいです。

異星人がもたらしたバラ。 地球の環境を整えてくれるそれを、メシアと人は呼ぶ でもわたしは、それを怖いと思う

　遥か昔、世界には『植物』や『動物』がいたと言う。 　それらすべては人間の生活を脅かすものとして、淘汰され、駆逐された。 　ここはそんな世界の種《しゅ》を保存し、それらがいかに危…

地に満ちた人類は故郷となる星を旅立ち、遥か広い宇宙へと巣立っていった。 まだ見ぬ場所に新たな母星を、知性を宿した友と呼べる存在を、そして全く新しい世界を見つけるために旅立った彼ら…

ハーブ料理の店の隣に住む青年・柚樹は、ローズマリーと名乗る女性シェフを天使のように思い、店を訪れる度にその料理と共に癒されてきていた。 ４月末ある日の閉店後、ローズマリーがそわそ…

寒い夜、闇色の蛇に出会った話。

雪が降りつづける聖夜。 どこかの世界のどこかの街。 本に囲まれ裕福ですが病気でベッドから出ることのできない少女と、死神のお話です。 今夜、彼らはたがいにあるおくりものをします。 …

魔法使いの住まう島国シルクレア。伯爵家の末娘シャノンは十二歳のある夜、大陸からやってきた人さらいに売り飛ばされそうになるところを、見知らぬ少年に救われる。名前も知らない少年との再…

シレア国、それはここにしか無い、唯一無二のファンタジー世界。 『時の迷い路』（ときのまよいみち）（改稿版） 舞台は森に囲まれた平和な国、シレア。 国の中で時を刻むのは、王都シ…

ある日、お金をたべるようになった男の話 小説家になろうにも投稿しています。

髪と瞳は月の色、体中には赤く、炎を表すかの様な模様、血を硬化させて戦うプルーフ族。 その中で魔物狩りの一番槍を担当するランシェは一番生きる力が強かった者として、小さな森の世界から…

神々が見捨てた世界の中で神獣を奉じ滅ぼされた国が、かつて大陸の辺境に在った。それから約十年、生き残った民と神狩りの者たちは今も争いを続けている。 神獣の民の生き残りである鳥人の…

　妹が蛇に噛まれてしまった。 　助ける方法がないので途方に暮れていると、魔女が現れた。 「ここから真っ直ぐ森の中を進んで行くと黒い花が咲いているわ。それを1つ摘んできなさい。黒…

騎士のラシードは任官先へ赴く途上で野盗に襲われた馬車から口の利けない奴隷の少女を見つける。少女にひと目惚れしてしまったラシードは奴隷商から彼女を買い取りスーリと名づけた。純真なス…

小学6年生の夏。 夢見る彼女は、優しさだけでできていた。

あらすじは特にありません。 一話一話の主人公がみんな違うので。 基本的に一話完結の短編寄せ集め置き場みたいなものです。連作になるならタイトルの後ろに番号がつきます。 繋がりがあ…

私は植生の調査のために訪れた雪山で遭難した。 そして不思議な屋敷で不思議な少女と出会った。 これはそのときの思い出の話だ。

樹海の奥深くに、龍が住まうと言う伝説があった。 　それは、百年以上の時を生きる悠久の存在〝冥府の王〟。 　それは、万を越える人の命を葬った最凶の存在〝魂喰龍〟。 　そしてそれは…

今から数千年後の未来の話。環境汚染を繰り返した人々は、遂に地球の怒りに触れた。 自然を司る『精霊』達に地上を追われた人びとは、天空に浮かぶ理想郷『エデン』での生活を余儀なくされた…

浮遊する島が大空に浮かび、その合間の大気を船が飛び交う世界。 その世界には「願い竜」と呼ばれる竜が住んでいる。 今日もその竜は、人の願いを翼にと宿す。 その死と引き換えに。

主人公のクオンは、ある日お守りの宝石を飲み込んで、竜に変身してしまう。 七人の竜から涙を分けてもらってそれを飲み干さないと、体が砕けて死んでしまうらしい。 クオンは、兄のザクロと…

これは私、時計仕掛けの女、夢を終わらせる為戦う夢の死神ドリムリーパーが跳ね渡り、終わらせた、様々な夢達の物語。 どんな夢にも終わりはある。それは希望でもあり絶望でもあり、何れにせ…

天の墜落。それが今、世界が見舞われている危機。 天を支える塔の建設によりなんとか事なきを得ているが、ついには天使すら落下した。 宇宙に逃れる術もなく、ただ墜ちる空を見上げるだけの…

あの世への水先案内をする死神の姿は、死者や死期が近い者にとって最も大切で会いたいと思う者の姿に見える。 しかしそんな存在がいなかった少女には死神自身の姿が見えた。 「なら大切な…

かつて魔導技術により、世界に君臨していた古代魔法王国。新しい時代がはじまってもなお、魔法王国が遺した『五宝物』は多くの運命を巻き込んでいく。 大陸の北部、大河と森林のソサリア王国…

　町外れの孤児院で暮らす少女セルカは、ある日、裏庭の畑の隅に蹲っている旅の青年を発見する。彼の傍らでは、何故か薔薇の株が丸ごと枯れており、アルドワーズと名乗った青年は薔薇を枯らし…

　秋津野（あきづの）の領主のひとりむすめ・くれ姫の舌に白百合の花が宿った。 　この奇病快癒を願い、姫とその侍女・しろは国の女神が鎮座まします清（きよ）の海まで旅をする。 　しかし…

　新王の戴冠式に献上する【竜の角】を求め、女騎士は偏屈な狩人とともに山をさまよう。 　竜は山の気を、そして人の気を詠む。静謐な心を保たねば、彼らは決して近寄ってこない。 　竜を求…

　氷河期に入り人とイエネコが絶滅した未来。 　世界各国には炬燵コロニーが形成され、人によって造られた猫人たちがそこでは暮らしていた。 　氷に閉ざされた世界で、猫人たちは思索する。…