倉沢トモエ

未見の東映やくざ映画の感想を３００字～１０００字ほどで書いております。 対象作品の年代は１９６４年～１９９８年あたりまで。 すでに観ている作品（『仁義なき戦い』、『網走番外地』、…

春の風が通り抜けていく、目を覚ました彼女のひとり語り。 ＊祐里さんの自主企画 【新作のみ】主人公の半径5m以内、10分以内の出来事を純文学風に2万文字以内で書け（～2/28…

　眠っている間だけ、白い部屋に召喚される八人の子供賢者。白い部屋の管理人と一人目の賢者ウィートの緩い会話と、ウィートを見守る父の困惑をお楽しみください。 　子供賢者が、お互いに…

西川小学校4年生のゆうじくんは学校の友達、隣町に引っ越した親友のたかしくん、たかしくんの新しい学校の友達で西川小学校の校庭で遊んでいた。みんなでかくれんぼで遊ぶ時、ゆうじくんは鬼…

モンスターに襲われていた声が出ない小さな竜人イェル。 そこに冒険者のシェインとキャリナが駆けつけ一命を取り留めた。 なぜイェルは喋れなくなったのか、そしてそれはその子の過去と関わ…

ごつごつとして骨ばった父の手が、思い出される。 そして私の手も。

今月の懐具合が大ピンチの俺に悪友が差し入れを持ってきた。 良い出汁が出ると入れられた骨が、カラカラと音を立てている。 その音に混じって、奇妙な声が……。

丸子稔さんの『努力は必ず報われる』を読んで、 「オカンはホンマに骨折した話しか書けしません。２度ほど、とてもアホなことでやってもうたのです」という感想を書いたところ、 「骨折…

ラスボスを強いられた何者かの短い物語。

カクヨムコンテスト10【短編】の企画、「お題で執筆!! 短編創作フェス」、 第４回お題『帰る』。 〆切りには間に合っていない。 一応、続きもの。

森の小さな一軒家に住む、猫使いのヤヤと六匹の猫の物語です。 【コンテスト名】 カクヨムコンテスト10【短編】 【サブジャンル名】 ファンタジー短編部門 カクヨムネクスト賞

昔のネット小説の酷さを知っている、おじさんから見るとカクヨムのクオリティの高さに、驚愕が止まらない。 プロでも本気で書かないと、読まれない。 でもって、商業ライター／コピーラ…

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（※倫理観がやばくてとても残酷です） とあるステージ・ショーでの一幕。 珍しく短編同士で繋がりがあります。 関連エピソードは以下です。 最期の晩餐 - カクヨム https:…

　白狐は《びゃっこ》ではなく、《しろぎつね》と読みます。 　天界にある国の山に住んでいるオスの幼い白狐が、地上界で働いている姉に会いに行った日に、地上を冒険することになるお話です…

為政者、囚人、青年、果ては神まで。彼らはどんな思いを持って革命に向き合うのか。 ショパンの『革命のエチュード』にインスピレーションを得た、革命と音をテーマにした暗めの詩集。

１９９４年（平成６年）、デパートのコスメ売り場に来た村橋やちよと親友の関本定子。やちよは初めてここでリップを買った日のことを思い出す。 「つま先まで、しびれてる」の一年後のエピソ…

カクヨムコン、お題で執筆【帰る】です。 主人公である半田弘至（はんだひろし）は大雪の降る中、地元へ帰る。 いつも家の近くまで行くと家族が迎えにきてくれているのだが、今年は大雪で…

実家で飼っている５匹の猫たち。 ひとり暮らしを始めた私が帰省しても、他の猫たちのようには出迎えてくれないボス猫。 でも、ある時、私がケガをして帰ると……。 初心に帰り、起承転結…

長いこと一緒に過ごした恋人が、遠くで暮らすことになり……。 彼女は残ることを選びました。

いろんな小説家の笑わなきゃやってらんないお話のお噺です

入社２年目、システムエンジニアの僕は忙しい毎日を送っていた。 束の間の休暇で実家で見つけたのは古いスケッチブック。 そこに描かれていたものを見たら遠い記憶が……。 自主企画…

時は戦国、とある武将の城で……

　２０２４年１１月１日よりフリーランス新法（※）が施行される。 　※正式名称は「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」だが本稿ではフリーランス新法という表記に統一。 …

普通の日記に挫折し続けてきた人が、普通の日記に挑戦します。

雪が降るなか、男は逃げて、少女は追いかける。

科挙といってもさまざまな段階があり、たとえば明代には郷試というものがあった。 王というその若者は郷試を受けたその日の夜、不思議な夢を見た。 ふたりの巨人に東西に立って、王に語りか…

☆『カクヨムコンテスト10【短編】』応募作品 ☆『お題で執筆!! 短編創作フェス（第1回お題　試験）』参加作品 二〇✕✕年。 子どものお受験前日の夜。 いよいよ試験に望む家族は…

まず彼女に振られます。

予備校で自習する高校三年生の男女、元村暖と松永夏夜。志望校について相談する松永の話を聞きながら、元村は二人の関係が一歩近づく予感を感じていた。 コレクション「夏夜と星未シリーズ」…

　１９６９年１月１３日。村橋家の初めての子どもが生を受けた日は、窓に小雪がちらついていた。駆けつけた夫と共に、私たちは子どもの名前を考える。 『一蓮托生～蓮華の下で結ばれて～』の…

　令和二年十月三日。祖母、京極かつらの法事を終えて、親戚の関本夫妻が経営する喫茶店に立ち寄った田城夫妻と大叔父の横澤康史郞。康史郞は自分の代で終わる家の後始末のため、ある頼みを田…

百物語は最後まで語ってはいけない。 だから、この集まりも九十九話でお開きになるはずだった。 なのに、その男はいつの間にか部屋の片隅にいたのだ。 ※本作は「小説家になろう」様にも…

海鮮丼が食べたくて即興で書きました。短編です。

何もしてあげられないまま、母はこの世を去った。私は、繰り返される世界の中で母に優しくする自分を確認するため、神になろうとする。

　人生は選択の連続だ。岐路なき人生など存在しない。 　進学、就職、結婚みたいに、わかりやすい人生の節目では必ずと言っていいほど大きな選択を迫られる。 　けれども人生の岐路は、…

不定期にsay…疑問をsay…愚痴をsay… 関係ないこともsay… ここで色々葬ろう… 時々顔文字が出てきますので横読みで 読んで頂けると助かりますm(_ _)m

　母譲りの阿波弁をこてこて使うて、高校球児に化けた狸の与太話を綴りました。今回は美馬は別所(べっそ)の大クスに住み着いた二匹のバッテリーの物語。 　例によって例の如く徳島県のリア…

野栗の小学校時代の思い出をそのまま小説にしました。 そう、私は生まれた時から一貫してモブ街道を歩んでおります。 淡雪様企画「第２２回私の短歌で物語を綴って下さい」、葛西秋様企画…

ある日、有野月菜のおしゃべりぬいぐるみが勝手に喋りだした。 なんと、若くして死んだ若手ねぷた絵師の椎名将真という男が、ぬいぐるみに取り憑いたようだ。 椎名は、有野に自分が描きかけ…

山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。 休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。…

診察室に飛び込んでくる連中ってのは、実に色々なのがいるわけでございまして…… 人に言えない秘密なんてものを抱えてる、なーんてこともあるわけです でもね、お医者さんにかかるなら…

碧月　葉様　質問企画　【あなたの書架】を覗いてみたい。　参加エッセイ。 盛り上がりますように！

碧月　葉 さまの企画 【あなたの書架】を覗いてみたい📙 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093087754694300 に参加させてい…

自己紹介的な企画に初めて参加させて頂きました。 当作品は碧月葉様の自主企画「【あなたの書架】を覗いてみたい📙」に参加させて頂いています。素敵な企画をありがとうございます。 htt…

このエッセイでは、メディアが伝える障害に関する情報が、いかに一面的であり、時に誤解を生むことがあるのかについて考察しています。障害を持つ人々が求めるのは特別扱いではなく、正しい理…

「承認欲求に負けない執筆活動の注意点まとめ」というエッセイでは、執筆活動を行う上で誰もが感じる「承認欲求」との向き合い方について考察しています。いいねやコメントが付くことは励みに…