概要
いやしかし、酔っぱらってる間しか書けないので、どうしても掌編になりますね。プロットなしの一発書き。完全非AIですので、誤字脱字はあるかも知れません。
わたくしが住む東京都府中市には、日本最大の「府中刑務所」があります(作中では「付中刑務所」に)。B級(犯罪性向の進んだ累犯者。暴力団関係者多し)を中心としており、重罪を犯した収監者が大半を占めています。
が、わたくしを含め、市民は「前からずーっとそこにあった綺麗な壁の建物」くらいの認識しかありませんし、別段収監者や訪問者が悪さするわけでもありま
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- ★★★ Excellent!!!虚構という澱みに浮かぶ、一片の恋(ゴシップ)
主人公は、人権擁護委員の研修で刑務所を見学したばかりの、“俺”。
娑婆へ出てもそのまま帰路に着かず、近くの商店街、行きつけの寿司屋へ向かう。
大将、女将に歓迎され、俺はいつものカウンター席へ。
イワシと野菜のお通し、ハイボールを待ちながら大将の捌きを眺め、雑談に花を咲かせる。
やがて雑談は、一つの噂話へと流れ着く───。
物語前半は、詳細な風景描写や、実在のドラマ、食べ物など、立体感のある書き込みが続き、読者はこの虚構世界をあたかも現実世界であるかのように辿りはじめる。
そして語られる、殺人犯と定食屋の娘との恋。
それは真実か、それとも偽りか。
いつでも反転する真実と偽りは、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!彼らと自分を隔てる最初の壁は、自身の心の中にあった。
見学を終えて刑務所を出た主人公の〝先生〟は、周囲の街を歩きながら、目に映る風景をつぶさに語っていく。のんびりとした雰囲気である。
やがて彼は、馴染みの寿司屋へ入り、大将や女将と刑務所見学で感じたことを話し始めた。
この会話から浮かび上がってくるのは〝人を隔てているものは何なのか〟という問いである。
人権擁護委員だという先生は、刑務所内の待遇や受刑者への接し方に時代の変化を感じ取り、それなりの理解を示している。
それでも、彼の言葉の端々には、自分でも気づいていない優越意識が滲んでいた。
「臭い飯」という言葉のいわれや現状を何気なく語りながら、自分は口開けの客として寿司屋に入り、美味しそう…続きを読む - ★★★ Excellent!!!壁の向こうより、人の心が遠かった
読み終えたあと、「壁」って本当に境界なんだろうか、としばらく考えてしまいました。閉じ込めるものでもあり、守るものでもあり、見る人によって意味が変わるのかもしれません。
私は特に寿司屋の大将が気になりました。多くを語らないのに、ふとした言葉や仕草の一つひとつに、積み重ねてきた時間の重みを感じます。誰が正しくて、誰が悪いと簡単には言えない世界だからこそ、人は噂ではなく、その人自身を見なければいけないのでは……そんな問いを受け取った気がしました。
派手な出来事ではなく、人の心の揺れを味わいたい方に、ぜひ読んでほしい作品です。
【レビューコンテスト応募】 - ★★★ Excellent!!!読む価値3億円!?いや、それ以上か?
私は、この小説となった刑務所をサイクリングで通ったことがあります。
私の筆致力では、この名状し難い一種独特の雰囲気をなかなか的確に言い表すことが出来ません。しかし、そこは簡にして要を得た短文を書かせたらこのカクヨムに右に出る者なしと謳われた小田島匠氏の的確な描写がまず光ります。
そして、【酔っ払い小説】と銘打っているように、酔っ払うと皆さんどうなりますか?
そう、ペラペラよう喋ってしまうでしょう?それをそこで喋って本当に大丈夫ですか!?ということを身につまされる小説です。
ですので、一種、酔っ払って、気持ちよく読んでいたら、読み終えた時にはアナタの背筋がピンとはっているかもしれません…続きを読む