年を重ねれば体にガタもくるもので。
病気と仲良くするのが人生、そういう風になっていくのが普通です。
この作品の作者もそうだし、旦那さんもそう。
食事が制限されたり、いろいろなことを手放す必要に迫られたり。
そんななかでも自分たちらしく、それぞれ居心地のいい距離を量りながら、夫婦一緒に暮らしていく。
うん、うん、誰かと生きるって、そういうことだよね!
その温度感がリアルです。
老境にあっては共感し、若いキミたちには勉強になり、その中間の人たちには目標となる、そういう作品です。
大変なお話だけど、作者のユーモアセンスが光り輝いておりますよ。大いに笑ってくださいU^ェ^U!
この先、病気のことがどう展開するか、ちょっと気にはなるけれど…登場人物全てが努力している姿、特に食事療法や病気との向き合い方が描かれている部分、非常に気持ち的に参考になりました。
ハジメさんが病気に対してどれだけ心身ともに変わったかとか、食事以外の面でもどんな工夫をしているのか。もしくは、病気による葛藤が夫婦の関係にどう影響するのか、勝手に想像しました。
書き手によってはかなりシビアになるかもしれない内容なのに、どこかユーモアを忘れず、日常と向き合いながら、前向きに描かれているあたり、作者様の心の広さを感じます。
楽しく読ませていただきました。
同じような状況の方、結構いらっしゃるんじゃないかなって思います。
このスタンス見習いたいです。