『高校生メーカー [Ver. N]』
https://kakuyomu.jp/works/16817330651126578015
週末の2日間で書いた短編です。
執筆そのものは昨日と一昨日でしたが、物語を考えたのはかなり前。先日投稿した『僕の彼女はロングヘアーでミステリアスでちょっとツンデレ?』と同様、他サイトのコンテスト応募用に考えて執筆に至らなかった没ネタです。
今回の『高校生メーカー [Ver. N]』は元々、光文社のショートショート公募(第19回テーマ「ゲーム」)に応募するつもりで考えたもの。2022年6月末が応募締切だったので、ちょうど今から半年くらい前ですね。
光文社のショートショート公募には第15回から応募し始めて、当然のように今まで全て落選ですが、第16回では「印象に残った作品」枠で2、3行程度の講評をいただき、第18回では優秀作(一次選考通過)としてやはり講評をいただきました。
優秀作の上は入選(受賞)しかありません。ならば次こそはという気持ちにもなったのが第19回で、その時に考えたのがこの物語でした。
しかし、なまじ一度でも一次選考に通過して「次こそは受賞を」なんて考えてしまったせいで、以前ほど気楽に書けなくなってしまったようです。元々は「どうせ受賞なんて夢の夢だから、とりあえず短編執筆のお題がいただけるイベント程度の気持ちで応募」と思っていたのに、それが「28作品のうち4作品が受賞だった」という28作品に入る段階まで来たら、受賞を『夢の夢』ではなく少し現実的な『目標』として意識してしまったのでしょうね。
そうなると「この程度ではありがちな発想。高い評価は得られないだろう」と躊躇してしまい、結局ひとつも書かないうちに第19回の応募締切になりました。
以前にいただいた講評で二度とも「途中からオチが読めてしまうので」「ただ展開が予想できるので」と言われてしまったことも、書くのをためらった理由の一つです。自分では気に入っているオチだとしても、これではまた「オチが読めてしまう」と指摘されるのではないか、という心配ですね。
さらに「いざ書いたら結構長くなりそう」と思ったのも、書くのをためらう理由になりました。3,000文字か4,000文字程度に収まるならば良いけれど、それ以上ならばサクッと書くのは無理だし面倒だなあ、みたいな気持ちです。光文社ショートショート公募の規定は「400字以上6000字以内」ですが「これはギリギリになりそうだ。もしかしたら6,000文字をオーバーして、削るのに苦労するかもしれない」と思っていました。
そのような理由で没にしていたアイデアですが……。とりあえず今はカクヨムコンの時期なので、できる限りたくさんカクヨムに短編を投稿したくなり、ちょうど良い機会として、この没ネタもサルベージしてみました。
PCの中に残っていたメモファイルには、約300文字の簡単なプロットが書かれていました。それを見ながら、当時考えた内容も思い出して、今回執筆してみたのですが……。
いざ書いてみたら、6,000文字どころか1万文字ギリギリ! もしも半年前に執筆していたら、規定の文字数まで削れなくてヒーヒー言っていたでしょうね。あの時書かなくてよかった、とつくづく思いました。
なお、書き上がった作品を読むと、自分でも「これは3,000文字か4,000文字程度に収めるべきネタだろう」とは感じています。でも、そこまで短くするよう頑張る気力がありませんでした。いつか気が向いたら、思いっきり削るかもしれません。
投稿した作品と関連する画像はないので、今回も子犬の写真を載せておきます。
今日のお昼の散歩の様子です。近所の住宅街ではなく、駅の反対側にある遊歩道まで行きました。