『「今度、お父さんにも彼を紹介するね」』
https://kakuyomu.jp/works/16818093090015546848 本日投稿したのはホラー短編。ただしオカルトも幽霊も出てこないので、いわば人間が怖い系ホラーとでもいうべきでしょうか。
語り手イコール主人公なので形式としては一人称小説ですが、キャッチコピーでも「読者のあなたも作中の重要キャラの一人です」と謳っている通り、聞き手(読者)も物語に関わってくる構成です。その辺りで臨場感を感じてもらえたらいいなあ、と思っているのですが……。実際には、どうでしょうか。
なお、前回投稿した『雪の日にもっと冷たい機械の中へ』と同様、今回の『「今度、お父さんにも彼を紹介するね」』も元々は他サイトの短編コンテスト応募用に書いたもの。テーマも同じく「雪の思い出」でした。
当時の執筆メモを見てみると、最初はミステリ作品を書きたかったようです。雪の日に起こった事件を「思い出」として振り返るのが現在の時間軸で、その「現在」も雪が降っていて、過去の事件との繋がりで「現在」の雪の日にも事件が起こる……みたいな方向性を漠然と考えたのが、発想の始まり。
一応「最初の『雪の日に起こった事件』では『雪』要素を強める意味で、足跡関連のトリックを使おう」という辺りまでは考えたのですが、肝心のトリックを全く思い付かず……。
結局その辺りを抜きにして、漠然と考えた最初の大筋だけ使った結果、ミステリというよりむしろホラーになってしまいました。