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「ちょっと得した気分になりませんか? 私たちだけの特権ですよ」【「カクヨムWeb小説短編賞2023」応募14作品目】

『満月の夜に出会った男』
https://kakuyomu.jp/works/16817330669332569782

 創作フェスのおかげで6作品増えたので、カクヨムコン短編としては14作品目になりますね。

 本日投稿した短編は、元々は他サイトの短編コンテスト応募用に書いた話の転載。そちらのコンテストのテーマは「月夜の遭遇」でした。
 単なる「夜の遭遇」だったり、あるいは「深夜の遭遇」だったりするならば、以前にKACの「深夜の散歩で起きた出来事」で書いた作品がそのまま使い回せそうですが、残念ながら「月夜の遭遇」なので少し限定的。
 そう考えれば「月夜」という点を強く意識しますし、「月夜」について考えるうちにふと頭に浮かんできたのが「そういえば子供の頃、月の満ち欠けと月の出入りの関係について習ったなあ」ということでした。
 確か中学受験の理科だった記憶があります。覚えることがたくさんある受験勉強の中、このような「仕組み」は理屈さえ理解してしまえばそれだけで似たような問題がいくつも解けるので嬉しかったような……。
 でもこれは地学的な話であり、地学は大学受験では選択しなかったせいか、月の満ち欠け云々の具体的な内容は、もはやすっかり忘れていました。良い機会なのでネットで改めて勉強、「そうそう、それぞれの位置関係がポイントだったんだよなあ」みたいに理解し直すうちに、頭の中でひとつのホラー短編が出来上がりました。

 そんな経緯で執筆した作品なので、ホラーですが「月の満ち欠け云々」という科学知識が含まれた内容です。サイエンスという意味では少しSFっぽい、と自分では思っています。
 今回のカクヨムコン短編は『純文学とSFがひとつの世界に共存していたり、理系の仕掛けがあったりと、その独特な作風』という作家に因んだ「円城塔賞」も用意されているくらいですから、理系的な知識を入れたSFっぽい作品ならば、それ狙いで応募するには相応しいのではないか。……とも考えているのですが、そもそも「円城塔賞」応募作品も中間選考を突破しないと、円城塔氏には読んでいただけないのですよね。円城塔氏は、あくまでも最終選考における選考委員ですから。

 そんなわけで、中間選考突破のためにも、本日投稿した『満月の夜に出会った男』を是非よろしくお願いします。


 以下、投稿作品とも執筆そのものとも関係ない話ですが……。
 今日は土曜日。天気予報によると、明日の日曜日、関東地方は雪になるそうです。ちょうど一週間くらい前が初雪だったので、週末のたびに寒くなって雪が降る感じでしょうか。
 その「一週間くらい前」の初雪の日は、元々「夕方以降は雨か雪」という予報だったので、夕方の犬の散歩をいつもより少しだけ早めに済ませていました。でもそれだけでは用が足りず、結局、夕食後に再び散歩へ。
 もちろん雨が止んだのを見計らっての散歩です。ネットの降雨レーダーで確認するだけでなく、ちょうど隣の公園で子供が遊んでいる声も聞こえてきたので行ったのですが……。
 いざ外に出てみると、降り止んだのは雨でなく雪。公園が少し白くなっていました。それまで「あの子供たち、こんな雨の夜に何故わざわざ外で遊んでいるのだろう?」と少し疑問に感じていたのも「ああ、雪だったからなのか!」と納得です。
 まあ子供だけでなく、珍しい雪に喜ぶのは犬も同様。それこそ童謡の歌詞にも「犬は喜び庭駆け回り」とありますからね。
 一週間遅れの話ですが、そんな「初雪と犬」の画像を掲載しておきます!

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