武州青嵐（さくら青嵐）

タイトルの「俺のかたまり」を含む、ちょっぴりホラーな短編集です。

廃校の亡霊、マラソン大会に現れた、いるはずの無いあの子。霊を成仏させることを生業とした人達がいる。 私は祓い屋。迷える霊を祓うため、苦しんでいる人を助けるため、今日も学業と両立…

『黄昏と暁月の千年帝國』という乙女ゲームの皮を被った戦争シュミレーションアドベンチャーRPGの世界に転生してしまったおれ。日々、理不尽な上司のワガママに振り回されているものの、前…

上から目線で偉そうなことを書きたいわけではないのです。 ただ、わたしはこうやってやってますよ〜っていうのを、つらつらつらつら〜っと書いてみたい気持ちになったのです。 だから特にな…

なんか佐賀県が独立して、宇宙人が暗躍しているらしい。 このよく分からない事態に、日本各地は大混乱。しかしその中で、千葉県は長年秘めていたある野望を実行に移そうとしていた。 全…

KAC2021の第10回目。 お題は「ゴール」 『恋慕の鎖　La Catena d’innamorarsi』番外篇 カルミレッリの独語。 恋愛では、ゴールが幸せいっぱいのものと…

2019年、2020年、2021年。 三年連続でKACに参加して見えてきた、人気の出る作品の傾向。これからのKACに何を望むかについて語ります。

KAC 2021の第9回目。 お題は「ソロ◯◯」 『尖塔の魔術師は、死を招ぶと忌まれた王子殿下』番外編。 存在を隠された第二王子の唯一の侍女・キンガさんの孤独な苦労について。 …

自分がまだ中学生だった頃。合唱コンクールが間近に迫っていたため、いつもより早く学校に行って練習をすることになりました。 面倒だなと思いながらも学校に行くと、サボる人が続出してい…

ソロ肝試しをしては、ネットにその動画を投稿するユーチューバーの青年。 心霊スポットと言う噂の山の中にある廃校にやって来た彼は、そこで一人の女の子と出会った。

筆者は昔、ブラック企業に勤めていました。 しかし当時はそこがブラックだという事に気付かず、上司に言われるがまま仕事ばかりの毎日を送っていました。 しかし、ある一冊の本と出逢ったの…

今日は星見山小学校の運動会です。 競技種目のなかで、一風変わったレースがあります。 「なぞなぞ借り物競走」です。 果たして今年の一等賞はだれでしょう？ 　　＊なぞなぞの答…

ボクは猫である。名前は食パン。 ボクにとってコタツは、尊い楽園だった。今日も明日も明後日も、ずーっとずーっとここでヌクヌクしていたい。だけどある日、家族のみんながコタツを片付け…

怪我をしたタヌキを助けたお礼として、神様を名乗る青タヌキのタヌえもんからもらったのは、ピンク色をしたドア。 そのドアは行きたい場所を言えば、そこへ繋がるという夢のアイテムだった。…

　ウェブ小説を読むのが好きなわたしは、新しい小説と出会う。 「日帰りダンジョン――仲間と文章力で危機を乗り切れ！」というタイトルだが、内容は普通のダンジョン攻略ものだ。 　タイト…

人知れず平和のために日夜戦う、色とりどりの五色のイケメンヒーローたちがいた。 彼らの名は、胸キュン戦隊イケメンジャー。リーダーである俺様系レッドの指揮の下戦い続けてきたが、ある日…

自作のネット小説で展開される、剣と魔法のファンタジー。そして、それに登場する人気キャラ、レベッカ。 だが話の都合上、そんな彼女には最後の時が訪れることになる……はずだった。 …

小説コンテストの中間選考に落ちて、落ち込む美香。 仲間たちの書く小説はどれも魅力的なのに、私の小説にはそんな魅力がない。もういっそ、書くのを止めてしまおうか。 そんな思いが、美…

太古、勇者に封印された魔王が甦り、人類に復讐する。 彼らの命ともいうべきスマホが奪われた。 どうなる？　人類！

KAC2021の第5回目。 お題は「スマホ」。 ぐだぐだな女子高生の会話と、ぼ～っと生きてる人には需要があるスマホのお話。 ……えっ、これなに？　ジャンルなに？　AIとか言っ…

携帯電話が学生にも浸透し始めた頃、我が家の電話にも大きな変化が訪れた。 それまで使っていたのは、ダイヤル式の黒電話。しかし新たにやって来たのは、プッシュボタン、留守電、ファックス…

クラスでいつも独りぼっちでいる伊藤さん。 彼女がよく読んでいる小説は、実は私もお気に入りのお話。だけどその事を、口に出せずにいる。 言いたいことも言えない。それが現実。 おかし…

この話を聞いた者は、同じ話を十人に伝えなければならない。 それは、よくある不幸の手紙系の怪談だった。別に、誰にも言わなかったところで本当にどうにかなるなんて思っちゃいない。だけど…

左手をバッグに突っ込みながら終電に乗ってきた男性。彼はなぜ、左手をバッグに突っ込んでいるのでしょうか。そんな話です。

毎週土曜日の朝にパン屋に来る男性。この男性はパンを舐めるように見るだけでパンは買わずに店を去ります。男性はなぜこんなことをしているのでしょうか。そんな話です。

憎い。憎い。私を裏切ったアイツが憎い！ 最低だった元カレを呪うため、丑三つ時に藁人形と金づちを持って神社を訪れた私。 丑の刻参りをしに行ったのに。まさかそこで、あんな出会いがあ…

ある時突然、メリーさんと名乗る誰かから電話がかかってくる。イタズラかと思って即座に切ったら、またかけてくる上になんか怒ってるし、そもそもアンタ誰なの？　メリーなんて知り合いはいな…

何気ない会話。 その節々に滲み出ている違和感を拾い上げるのが探偵であり、ホームズなのだ。

中学生の涼介は、同級生の青葉に、妹の誕生日プレゼントを選ぶのを手伝ってほしいと頼み込む。 涼介の妹、咲は、二カ月前親の再婚で家族になったばかりの子だった。

ホテルの最上階のラウンジで、もう若くはない夫婦が夜景を見ている。 別離の予感に心揺れる妻の身に起きた怪異とは……。 今回はコメディ要素ありません。

自分は双子の兄の行動、考えていることを察する事がよくあります。そして兄も、自分の事をよく察してきます。 周りからは、「さすが双子、テレパシーでも使えるのか?」なんて言われる事も…

KAC2021の第3回目。 お題は「直観」 なんか直観の意味をいまいち理解していない気がしますが、まあ、これが現在の限界ですね。精進を続けます。 『恋慕の鎖　La Catena…

２月１４日、バレンタイン。 私は仏頂面で、バリバリとお煎餅をやけ食いしていた。 やけ食いしたくもなるよ。だって大好きな幼馴染に、チョコをあげられなかったんだもーん！

KAC2021の第２回目。 お題は「走る」 以下、⚠️注意⚠️ 『恋慕の鎖　La Catena d’innamorarsi』 および『風花　〜舞い散るは きみへの想い〜』 シリ…

これはわたしの兄の身に起きた実話です。 当時、兄は小学三年生でした。 家から塾へ行く途中に昼間でも暗いので暗闇坂と呼ばれる長い坂がありました。 家からは上りで帰りは下りです。 …

ここは、いろんな動物達が仲良く暮らす森。ある日、森のリーダーであるトリさんの発案で、動物達は誰が一番長くおうちにいられるかを競うことにする。 はたして勝つのはいったい誰？

今日は僕の小学校の体育祭。 僕は友達のマヨちゃんと一緒にに『目隠し競争』という競技に出る。運動は苦手だけれど、一番になれるかな？

KAC2021の第１回目応募をしようと書きましたが、1エピソードでないと対象外なのに今更、気づいたので、取り下げることにしました。せっかくのエピソードを削るのも忍びなくて。応募期…

新生活の開始に伴って袮都の某アパートに引っ越してきた私。 新しい生活に胸を弾ませる日々を過ごしていたが、ある日隣家に死体を見つける。 だが、何一つとして変化は生じず、日常は平然と…

ウイルスが猛威を振るう世界。 人類は己の体をコールドスリープで眠らせて、意識を飛ばした機械の体を動かすと言う生活を送っていた。 これならウイルスに感染する事も無いし、永遠に生き…

小学六年生になる咲は、少し前に両親が再婚し、同時に中学生のお兄ちゃんができました。 家族になったのだし、せっかくだから仲良くしたい。だけどなんて話をすればいいのかもわからず、かわ…

リモートワークで「おうち時間」が増えた家永君。 一人暮らしの部屋で思いがけない事態に遭遇します。 果たして彼に救いはあるのか……。

エレミヤは力を欲していた。母を守る力を。民族の誇りを、信仰を守る力を。 でもエレミヤは無力な少数民族の少年だ。救いを求めて手を伸ばすことすらためらわれた。 しかしある時そんなエレ…

うちの冷凍庫が閉まらない。 中身を空っぽにしても、どうしても閉まらない。 ある日突然、冷凍庫だけ扉が閉まらなくなった。 おかげで、大好きなアイスクリームも、朝ごはんの冷凍うどんも…

あの誰もが知っている『エミリー』が、ついに異世界にやってきた！？

Twitterを始めて数カ月。バレンタインが間近に迫った、二月のある日のことでした。 『世界一短いバレンタイン小説』。Twitter上で行われている、そんなコンテストを見つけたこ…

セリとその旦那、ハルくんが迎える、結婚二年目のバレンタイン。 ハルくんが仕事に行く中、セリは今日は家でお休み。そしてコッソリと、あるサプライズを企画していた。 いつまで経っても…

かつて暴走した魔物達によって国が危機に陥った時、その元凶である魔王を倒し、勇者と呼ばれた男がいた。 彼の名はエージ。伝説の剣の所有者として選ばれ、そこに封じられていた美しき女神…

高校一年生の少女、雨宮鳴海が目を覚ますと、そこは空に浮く島の上に建つマンションの屋上だった。 鳴海は混乱しながらもマンションから家へと帰ろうとするが———— 不思議なマンション…

⭐︎名もなき王子……12歳。白髪で瞳の色はブルーフローライト。王国ジュルチャーニの第二王子。自在に制御しきれないほどの強大な魔力を持つ。存在を恐れられ、死産だったとされて王城の北…