★★★ Excellent!!! パン屋さんの優しさにほっこり、じんわり。涙する短編 江野ふう 人間観察と謎解きの要素が、短編にギュッとこめられた作品。 序破急がハッキリしていてとても読みやすいです。 パン屋さんの優しい観察眼と、真相に、じんわりと目に涙がたまりました。 レビューいいね! 2 2021年6月13日 14:31
★★★ Excellent!!! パン屋で起きるミステリーとは 水狗丸 「パン屋」「ミステリー」という一見結び付かない二つのワード。 しかしやってくる男性客の存在と、経営者である父子の会話によって見事に調和しています。 そしてミステリーではありながら、ほっこり系の短編です。 レビューいいね! 3 2021年3月16日 18:08
★★★ Excellent!!! その人がパンを買わない理由。 夷也荊 主人公は祖父母の代から続いているパン屋で、毎日働いている。そのパン屋に、いつもパンを買わない男がやってくる。男は髪はぼさぼさで猫背。おまけに絆創膏だらけの指で、けして衛生的に見えない。そんな男は、上下二段になっているパンの、下の段のパンだけを、舐めるように見て帰る。絶対に買わない。主人公はこの男を警戒し、不気味がっていた。 一方、このパン屋にはかわいい常連がいた。幼い男の子と女の子だ。御遣いにはまだ早いと思われるこの子たちは、決まって同じ種類のパン二つと、毎回違ったパン一つを買っていく。同じ種類のパンの内、買っていくのは辛いカレーパンだ。大人でも辛いカレーパンは、親が食べるのだろうか。主人公はいつも不思議だった。 果たして、男の正体は? そして子供たちが買うパンの秘密とは? ちょっと切なくて、ほっこりするミステリー。 是非、御一読下さい。 レビューいいね! 3 2021年3月16日 06:42
★★★ Excellent!!! 愛すべき小品 ミツル 普段と何の変りも無いパン屋。しかし訪れる客には色々あって‥‥わかりやすいストーリーと明かされる客の事情。上手くそれが重なって短編として完成されていると思います。 レビューいいね! 3 2021年3月16日 02:28