終電で待ち合わせ

作者 印田文明

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★★★ Excellent!!!

 アルバイトがあると終電になると分かっていながら、居酒屋のアルバイトを辞められない主人公。ある時、終電に一人の男が乗り込んできた。しかも、カバンに手を突っ込んでいる。しかも、顔色が悪いし、スマホにも出ない。
 主人公はその様子から、男に近づき、声を掛ける。
 主人公の予想通り、男は鞄に入れた手に大怪我をしていた。主人公は男のネクタイと自分のハンカチで応急処置をして、「すぐに病院へ」と念を押す。
 その後、主人公は終電で男に再会するのだが……。

 何故、主人公は男が大怪我したことに気付いたのか?
 そして、男の意外な職業とは?

 是非、御一読下さい。

★★★ Excellent!!!

電車の中にいる他の乗客を観察して何となくこういう人なのかな~と妄想したことは誰でも一度くらいあるのではないでしょうか。
 
この作品の主人公も電車に乗ってきた特徴的な男性を見て「もしかして」と考え、さらにそこからある行動に出ます。
 
“終電”というワードを見るとマイナスなイメージに引っ張られるのですが主人公と男性のやり取り、ミステリーの醍醐味ともいえる謎解きのおかげで読み終わってみるとスッキリした気持ちになります。