コールドスリープとロボットを組み合わせた世界。主人公は意識をロボットに乗せてデート中、でも気づいてしまいます。むなしくない?何百年もロボット生活をしたあとです。このあと主人公はどうなってゆくのか、物語がはじまりそうです。
猛威を振るうウイルスから生きのびるために、人類が考えだ出したのは、永遠に生き続ける方法だった……。すっきり読みやすい形の短編ながら、内容はものすごく濃いです。自分だったらどうするか、生きるとは何か、人生って何、と色々考えさせられますが、ややこしくなく、説教臭くもない、ただひたすら面白い。同じテーマを思いついても、このようにうまく描くのは難しいと思います。見事な短編。めちゃくちゃおすすめのSF作品です。
ウィルスが蔓延したことを契機に世界が変わります。そして人間には2つの選択肢が……機械の体で生きるか、生身の体で生きるか。どちらもメリットがあるし、デメリットもあります。あなたならどちらを選びますか?ウィルスに罹患するのと、外に遊びに行けないのと、どっちが辛いだろう?って最近考えがちな私には、考えさせられる物語でした☆
大好きな雰囲気、そしてテーマ。世界はウイルスの影響とある装置の開発によって、永遠のおうち時間と機械の体を手に入れた。時間は永遠だし、機械の体で自由に動き回れる。でもそれって本当に自由なのかな。短いながらもしっかりとSFの空気を感じることが出来ます。好きな方は是非、お読みください。
流行性ウィルスが蔓延した世界。外に出るのは危険なため、人間の生身の身体はそれぞれの家で眠り、意識だけがロボットとして外出する。いいSF設定ですー。いつかこんな世界がきますかね。メッセージ性あるお話でした。
感染症の広がりで制限された現代においての解決方法のひとつ。でも、その先の未来に疑問をなげかけているような作品だと思いました。
作者さまが、おうち時間から作ったSF……いや、お見事だわ。今だってリモートの日々。こんな日常は、決して絵空事ではなく、近いうちにくると思う。痛みも病気も感じられない身体。それはとても便利で自由だけど、それは幸福をうむのかしら。生きていることになるのかしら。
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