「羊毛フェルト 失敗例」
などと検索をすると、しばし笑いの神様が降臨し、以前、職場でうっかり閲覧した際、リアル茶噴きを経験してから、人前で見ちゃダメリストに刻まれたものです。
さて、100均に勤める知人の話でも、年配の男性がよく買っていくそうで、きっと「あんなもん簡単にできらぁ!」と訳の分からない自信に突き動かされているのだろうなぁと生暖かい目で見送るそうです。
その場合リピート率は低いみたい。
そりゃそうだ。
あれは決定的にセンスと根気が必要なんですもん。
しかも掛けた時間と比例した結果に辿りつかない、無限石積みに似た地獄。
でも本物の地獄と違い、多くのチャレンジャーが「自分には向いていないからしょうがない」とやめる事ができます。
さ、みなさん。
その作りかけの羊毛フェルト、どうしました?
ちくちくと針を刺し続けた、サンプル画像になるはずだった可愛らしいモチーフは、刺されまくり、クリーチャーに成り、そしてどうなりました?
本作は、軽い気持ちで羊毛フェルトに手を出した男の物語。
おそらく読後感は二種類。
ふーん、と思うか……それとも
私は今、作りかけで仕舞った「羊毛」を必死になって探しているところです!