ジュウジロウ

廃園になった遊園地では、夜になると不思議な魚たちが泳ぎ始めるという……

穏やかな田舎で転地療養を満喫していた「私」は、地元の人間しか知らない怪物と関わってしまう。 残酷描写有りとしましたが、対人ではありません。

世界を簡素化するために

　僕の住んでいる町では不思議な儀式が残されている。 　古くから伝わる儀式には、いろいろな噂がある。 　大人たちは、今年は何かが違ったという。あとからならいくらでも言えることだ…

人間を辞めたいと願う男の、雪降る街で静かに積もる怪奇譚

言う事を聞かない、我儘なお子様に手を焼いてらっしゃる親御様方へ朗報です！ 当店の人気商品「良い子人形」をお買い上げいただければ、どんな困ったお子様もたちまち良い子に早変わり致しま…

一人称で綴る超短編ホラー。 気がつくと、なぜか監禁生活を余儀なくされていたわたし……。 だが、その監禁のスタイルはニュースでよく聞くようなものとはかなり違っていて……。

息抜きに書いた短編です。細かいことは考えず、自由に書きました。

プライドだけが肥大した無職の男がある日、何もしないで時給3万円の仕事に出会う。 そこから彼の人生は狂っていく。

白い霧、灰色の川。 およそ現実とは思えない世界で私は目覚めた。 船尾に立つ黒い外套を羽織った男が言う。 記憶を間違えると、私が消えると――。 赤ん坊の泣き声、幼い友情、夕日に染ま…

只野怜《ただのれい》は懸賞やスマホゲームが大好きな女子大生。 いつも通りに過ごしていただけなのに、ある日突然死神を名乗る男が現れて『死神スタンプカード』を渡されてしまう。 『死…

田舎街の大学生、波賀篤は奇妙な試練に挑むハメになる。 物語を書かなければ、酷い目に遭うだろう、と。 その課題は、文字嫌いの彼には途方もなくツラい百万字。 激闘の末に彼が見たものは…

『美味しんぼ』の海原雄山はなぜあんなにキレやすいのか？ 『掟上今日子の備忘録』の今日子さんはなぜ記憶がリセットされるのに推理はできるのか？ 『ゴールデンカムイ』の鶴見中尉はなぜ脳…

　朝、部屋に警察がやってきた。私が死んだと言う。その後、どんな捜査をしても、私がどれだけ「私はここで生きている」と言っても、私は死んでしまっていた。

作家・豪徳寺招平は担当編集に冒険推理小説シリーズ新作『南海の茨城坂晋作』の原稿を送るが……。【あとで考える。もう少しましなあらすじを思いつきたい】←「そこには想像を絶する苦難が待…

恵方巻を食べる時、決して目を開けてはいけません。 二月三日と言えば節分。 この日に恵方巻を食べる習慣が広まってきました。 では、どうして恵方巻を食べるのか、ご存知ですか？ …

昔々、噂に聞いたことがある。あまりにささやかで、訳がわからない。

初投稿です。

とある病気で入院している友人の元へ、お見舞いに行くことになった小学生男女五人。 だが、よかれと思っておこなったその行為が、彼女たちを引き裂き、醜いものをぶちまけながら、とんでもな…

その貸本屋には、誰も知らない話が集う––––––。 そんな所でどうなされたのですか？　どうぞ中へお入りください。 時には寄り道も一興、ですよ? 一冊一冊が全く違う、哀しくて優…

世界にゾンビが蔓延してから十数年。シェルター生まれシェルター育ちの「私」は、社会が崩壊しゾンビが跋扈する荒野に飛び出した。 そこには繁栄を極めた文明は既になく、容赦のない飢えと…

感動系からコメディまで、ノンジャンルのショートショート小説集。タイトルのあいうえお順に並んでいます。各話につながりは無いので、どこから読み始めても大丈夫。

魔王に人間や魔物の生態を伝えるために、配下の魔物達がそれっぽいモノマネする作品です。 電子書籍「カクヨムマガジンvol.2」に収録されたりもしました。

複合多層構造の売り場総面積が東京都渋谷区に匹敵する15平方キロメートルに及ぶ超巨大ホームセンターで出逢ってしまった二人の物語。

「ウワーッ！履歴書が襲ってくる！」 「破ァ！」Tさんがシュレッダーのスイッチを入れると、空中を飛ぶ履歴書達はたちまち投入口に吸い込まれていく。 「これは……手書き履歴書に込められ…

※この物語はフィクションです。実在する小説投稿サイト、SNS等には関係がありません。関係ないと言ったらないんだから。

A long time ago in a kingdom far, far away.... そんな感じで書いた「異説・シンデレラ」です。 元々は子供の頃に感じた些細な疑問を作…

大阪てのひら怪談に投稿した掌編です。800文字という字数制限に苦労し、余りに言葉足らずな部分が多かったので、ほんの少しだけ加筆修正しております。

小学五年生の少女達やその先生の、なんでもない日常。

一話完結。 後味の悪い系ホラーです。 一話５～10分程度でサクサク読めます。

長い夜と短い昼、その星は全てがアイスクリームでできています。 猫のミミとライオンのタマ。 二人ももちろんアイスクリーム。 けれど、二人は魔法使いにあるお願いをしました。 「とけな…

私が営む編集会社としての登記屋号は消雲堂（しょううんどう）と言います。屋号ですが、私自身の雅号でもあります。「暗雲を消す」という意味で付けたものです。よろしくお願いします。私の周…

「夜見る夢」の中でも、特に印象に残ったものを厳選した短編集です。 作者が夢を見るか見ないかで、更新速度が変化します。 内容はジャンル問わず、オムニバス形式です。