もしも無課金女子大生が死神スタンプカードを受け取ったら

作者 乙島紅

163

57人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

昨今、特に創作活動をやっている身の上では何かと気にかかる話題が多かった。
驚くことに、この世には「この世のすべて、誰かの仕事で成り立っている」ことを理解していない人種が一定数存在するらしい。彼らは何でも、欲しいと思えばポコンと生まれてくるものだと思っているようだ。

この作品はそんな彼らに対する風刺に思えた。
フリーミアムを享受することは悪いことではない。が、敬意を持って受け取るべきだ。

★★★ Excellent!!!

死神スタンプカードという暗そうな単語と、女子大生という明るい単語。
どっちの側に傾くのかなと思いつつ読んだら、自分の好みドストライクの側に傾いていた作品でした!
作品のなかで訴えかけたいテーマもありながら、短編としてよく成立しています。
ちょっとした読書にもってこい、たた読了の満足感はちょっとじゃないそんな素晴らしい作品です。
みなさんも、お昼の、朝のミニ読書にこの作品をいかがですか?

★★★ Excellent!!!

ずっと考えながら読んでたんですが、私は最後までスタンプがつく条件がわかりませんでした。
それだけ自分も現代社会に毒されているということか……それとも単に性格が悪いのか……。
読後にハッとさせられましたので、今後自分の振る舞いにも気をつけようと思います。
ワクワクしながら読めました!

★★★ Excellent!!!

この世の中で作者が感じたこと、そして伝えたいことを風刺を交えて組み立てて、物語としてきれいにまとめてあります。
作品から逆にプロットを見つめてみても、きちんとテーマに進むようになっているのがわかります。
さすが乙島さん、短編の鑑のような作品でした。

★★★ Excellent!!!

作中の女子大生は極端で、そこまでじゃないなと思う反面、大小あれど不満をこぼす事はある

誰しも不満のない人間などいない
口に出すか出さないか、で変わる

ソシャゲ、アプリゲーをやっていれば、少なからず遭遇するだろう
ボクだって、好きなキャラクターが出ないと、なんで出ないのー(ノシ 'ω')ノシ バンバンとかはする
時差が10分以上になればクレームを出す

周りを見たら、作中の女子大生が他人に思えなくなる

周りが会話してくれないからクソゲー、初心者に優しくないからクソゲーと文句を言う年長の友人

無課金蔑ろは考えて欲しいけれど、今や数万程度じゃ無課金と同じ扱い
数十万、数百万掛けないと課金じゃないと言われ、価格破壊も甚だしい

アニメだってそう

若い子に面白い作品を、イラストやグラフィックが好きじゃないから、古い作品だから見ないと一蹴され、落胆したこともある

どっちつかずではあるけれど、ボクも考え方を改めなければと考えさせられる作品でした

(途中無駄な本音が入り込み、すみません(。_。 (゚ㅂ゚ )(。_。(゚ㅂ゚ )

★★ Very Good!!

 女子大生の怜と死神で繰り広げられる、四つ溜まると地獄に落ちるスタンプを巡る物語。

 非常に風刺の効いた作風で、今の時代だからこそ刺さる人は多いんじゃないのでしょうか。

 例えばこうしてカクヨムを閲覧できていること、ツイートができることなどのサービスも無償のボランティアではありません。そこにはだれかが一から設計し金をかけて作っている。だから、きっと求めれば求めるほど目先の“無料”は巡り巡ってやってくるものなのでしょう。その警鐘とも言えるこの作品の結末は、どうか貴方の目でご確認ください

★★ Very Good!!

「タダより高いモノはない」という格言があったが、今はあまり顧みられなくなったのか。「人を呪わば穴二つ」も、最近は無視されがちか。
 経済効果だけが重視され、損することをおそろしいほど嫌う風潮の中、誰もが効率よく、自分だけが得するために動こうとする。
 だが、その果てにあるのは幸福なのか。ふと我が身を省みてしまう。
 いろいろと考えさせてくれる作品。
 素晴らしい文章で綴られた物語をぜひ。

★★★ Excellent!!!

ネタバレになるので詳細は書けませんが、
今の時代の切り取り方が凄く上手いと思いました。
最後に真相を知った時はハッとなりました。

もし、こんなデスゲームが実際にあったら、
かなり多くの人が負けるんじゃないでしょうか?
あなたはこのデスゲームに生き残れる心の美しい人ですか?
これを読んで確かめてみましょう!

★★★ Excellent!!!

ソシャゲーの無料プレイ、かつて話題にもなった某サイトの無料漫画、家族の無償の優しさ。どれもお金がいらないというのが共通点。

だからこそだろうか、お金が払わない事をいい事にクレームや文句を付ける輩が多くなっている。今回の主人公もその一人だ。

これはあの世からの、この世への風刺ともいえる。この場合あの世は「第三者」と置き換える事が出来るだろう。だからこそ我々に突き刺さる言葉がよく響く。

もしかしたら自分にも、あの世からの死神が憑くかもしれない。そう感じる物語です。

★★★ Excellent!!!

サラッと読めるセンスある文体の中で、
昨今の世の中に対する一つのメッセージが込められています。

ネット社会でこれからも生きていく若い世代こそ、
一度は考えてみるべきかもしれません。

サクサク読めますので、一度読んでみてはいかがでしょうか。

★★★ Excellent!!!

いやあ、こわい!
短編ですので、この怖さを詳細に書いてしまうと重大なネタバレになってしまいますので述べられませんが。

この作品を読むと、昔見た「もったいないおばけ」を思い出します。
不思議です。

自分にも、作品の主人公みたいなところがあるかも。
そう思わせる何かがある、ちょっとゾクッとする短編でした。

★★★ Excellent!!!

女子大生と死神の死を賭けたバトル。読者はそのルールを予想しながら、自らをも省みることになります。さて、自分だったらポイント貯まらなかったかな?

オチが秀逸で、ルール自体が見破れても最後まで楽しめるでしょう。

現代への皮肉がたっぷり混じった、シニカルなテーマ。
作者様は長編で書く予定でいたようなので、いつか色んなパターンの連作みたいなものも読んでみたい一作です!

★★★ Excellent!!!

スマホゲームが無料でプレイできて、漫画の試し読みが気軽にできる今の社会。違和感なく過ごしていませんか?
その造り手側も人間で、生活があり、そのためにはお金が必要です。では、そのお金はどこから得るのでしょうか……。

色々と考えさせられました。10代の頃の自分に読ませたいです。
短編としても非常に素晴らしい構成だと感じました。序盤でスタンプカードの意味はわかるんですけど、最後の最後で「うああああああっ!」ってなるはずです。私はなりました!
うああああああっ!

★★★ Excellent!!!

「ああ、これは『縮図』だ」

 4つの9――9999字で綴られたこの物語を読み終えた後、この物語に相応しい言葉はなんだろうと考えた結果、この言葉が浮かびました。

 読み終えた後、きっとあなたもふと思うかもしれません。
『心当たりがある』と。

 それは伝聞か。
 はたまた実際に目にしたものか。
 あるいは『当事者』としてか。

 振り返ってみて?
 あなたの立ち居振る舞い。
 発した言葉。
 その指先によって書き連ねた温度のない文字列。

 あなたは胸を張って言えますか?

「ぼく/わたしのカードにスタンプは押されない」

 僕は、言えません。

★★★ Excellent!!!

クレイマーが溢れ、無料の情報がネット社会に氾濫し、無知と無教養ほど大きな声で権利と称して主張する今日の闇が痛烈に描かれていて爽快です。是正するには死神に登場してもらうしかないのかなぁとも思わされますが、当事者にはまるで死神が登場したかの結果が人知れず静かに訪れている事もあるかもねしれませんね。お〜怖。少なくとも歩きスマホだけは止めよと自分を戒めました。