概要
【いい感じのキャッチコピー】
作家・豪徳寺招平は担当編集に冒険推理小説シリーズ新作『南海の茨城坂晋作』の原稿を送るが……。【あとで考える。もう少しましなあらすじを思いつきたい】←「そこには想像を絶する苦難が待ち構えていた」などとするのはどうでしょうか。三点リーダは期待感を煽れますが、やや尻切れとんぼにも見えるかと思います。(編)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!豪徳寺先生の初稿は全ての創作者に勇気をくれる
小説を執筆しているとふと立ち止まってしまう瞬間がありませんか?
「あれ、この表現って日本語として正しいのかな」。あるいは「ここのくだり、どう辻褄を合わせよう……」。あるいは「ここはちょっと調べてから書かないと」。
さっきまで軽快にタイピングしていたはずの手は止まり、言葉の切れ端が脳の片隅から零れ落ちていき、気分転換ついでにちょっとだけwikipediaで調べものをしようとしたら、あっという間に二時間が経過。結局今日も全然進まなかった……。
そんな誰にでも訪れる瞬間をどう乗り越えるか。その答えの一端が本作では書かれています。
小説家・豪徳寺招平が担当編集者に送った小説の初稿。しかし、そこに…続きを読む