私が「小説家になろう」に投稿を始めたきっかけが、このカルト的人気を誇る作品でした。
当時の衝撃を今でも覚えています。
とあるまとめサイトに紹介されていた本作品を読んだとき、私は「こんなに自由に書いていいんだ!」と思いました。
サイバーパンク的なSF用語とハイファンタジーが高度なレベルで融合しており、それでいて物語がドラマチックで面白い。
物語の風呂敷がもう笑っちゃうほどクソデカに広がっていて、作者の好きなもの(?)がこれでもかと思うぐらいぎっしりと詰まっています。
そして、こんな書き方をしてもいいんだ、こんな書き方してみたい、と目からウロコが落ちました。
私の中で、小説の書き方の『幅』が格段に広がった瞬間でした。
読者をとことん信頼して、面白いものをガツンと詰め込む、そんな強さをひしひしと感じます。
文字数がたくさんある物語だと、みなさん読むのをためらいがちだと思いますが、本作品は間違いなく面白いので、安心して飛び込んでほしいです。
これほどまでに高密度&破天荒な作品、読まなきゃ損です。
これこそまさにサイバーカラテ。
この作品に出会えてよかったと今でも思っています。
なろうで大人気だったあのSF小説のリニューアル版!
カルト的な人気を持っていた作品ですが、なかなか書籍化されることもなく…。(てっきりハヤカワ文庫あたりが目をつけていたと思っていたのですが?)
2章のタイトルにある通り、サイバーパンク世界(情報工学)とオカルトパンク世界(呪術情報工学)が交差して、呪術ベースで情報処理が行われる世界において、主人公の転生者シナモリアキラがどのように立ち回るのかというのが、この作品のキモになってます。
サイバーパンクとオカルトパンクの交差するときどうなるのか…。
超大作なんですが面白いのでぜひ読んでみてください。
とりあえずちびシューラかわいい。