概要
槍突き立つ大地。そこは呪術と野蛮の世界、ゼオーティア。
滅びゆく世界に新たな道を示すため、四組の『女神候補』と『使い魔』が、女神の座をかけて競い合う。『現代日本』から転生してきたサイボーグ、シナモリアキラ。彼が唯一手にした『サイバーカラテ』の暴力は、二人の魔女との出会いをもたらす。
心と言葉を通じ合わせながらも、死と呪いの愛憎によって結び付いた冬の魔女コルセスカ。
新たな義肢や確かな足場を提示し、過酷な世界での生存を約束する春の魔女トリシューラ。
「――俺は、どちらの使い魔となるべきか」
『邪視』『呪文』『使い魔』『杖』。四つの座が示す未来は、男の選択によってゆらぎ始める。
女神の座に至り、新たな創世神話を紡ぐ者は誰か。
今はまだ、その答えは出ていない。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!The Novel That Captivated My Heart
This novel is truly breathtaking! The author's writing flows like a gentle stream, weaving the story so eloquently that I find myself completely immersed and unable to pull away. The character development is remarkably lifelike, with each character possessing a unique personality and growth traject…続きを読む
- ★★★ Excellent!!!人生観変える作品に会いたい人へ。
元々なろうで9年程作品を読みあさっていたが、その中でも五指に入る傑作。進めば進むほど面白くなるタイプの作品。但し作品に慣れるまでのハードルが高いのは事実だと思う。長いし、情報量多いし、風呂敷広げに広げまくるし(なおハマったら全て魅力に反転する)。自分も3回くらい途中で挫折した。
ハマったら超絶面白いので挫折前提でとりあえず2章、3章までは読んでみてもらえると嬉しい。2章からが本番だと言っていいと思う。章ごとや編ごとにかなり違った雰囲気を持つ作品。
確実に自身の人生観にも影響を与えている作品。これまでと違う新たな思考の枠組みを獲得することが出来る。
また表現が大変秀逸。定期的にどこかに…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この作品のおかげで「小説家になろう」と思いました
私が「小説家になろう」に投稿を始めたきっかけが、このカルト的人気を誇る作品でした。
当時の衝撃を今でも覚えています。
とあるまとめサイトに紹介されていた本作品を読んだとき、私は「こんなに自由に書いていいんだ!」と思いました。
サイバーパンク的なSF用語とハイファンタジーが高度なレベルで融合しており、それでいて物語がドラマチックで面白い。
物語の風呂敷がもう笑っちゃうほどクソデカに広がっていて、作者の好きなもの(?)がこれでもかと思うぐらいぎっしりと詰まっています。
そして、こんな書き方をしてもいいんだ、こんな書き方してみたい、と目からウロコが落ちました。
私の中で、小説の書き方の『幅』…続きを読む - ★★★ Excellent!!!言理の妖精語りて曰く
なろうで大人気だったあのSF小説のリニューアル版!
カルト的な人気を持っていた作品ですが、なかなか書籍化されることもなく…。(てっきりハヤカワ文庫あたりが目をつけていたと思っていたのですが?)
2章のタイトルにある通り、サイバーパンク世界(情報工学)とオカルトパンク世界(呪術情報工学)が交差して、呪術ベースで情報処理が行われる世界において、主人公の転生者シナモリアキラがどのように立ち回るのかというのが、この作品のキモになってます。
サイバーパンクとオカルトパンクの交差するときどうなるのか…。
超大作なんですが面白いのでぜひ読んでみてください。
とりあえずちびシューラかわいい。