「秘境」と「ホームセンター」の組み合わせが面白くて読み始めました。こんなホームセンターがあれば、一度は行ってみたい、と夢がふくらむお話でした。
日常生活の一部であるホームセンターを使って非現実的な世界観を創りあげていて興味深かったです!圧倒される物量と男女の出会いの可愛さのギャップも堪らないです!!!!
ジョイ ジョイ ジョイ ジョイトコ~ いちどはおいで~♪ジョイ ジョイ ジョイ ジョイトコ~ なんでもみつかるステキなお店~♪ここからはじまる大冒険に胸をおどらせてさぁ、きみもジョイトコチャレンジしよ!
ホームセンター。それはその時代の人々を魅了する一大施設である。あらゆる商品を取り扱うことで大きくなりすぎたホームセンターは、若者たちに新たな生き方を作り出す。設定が光っている作品でした。
丁寧な描写のおかげで作品に入り込みやすい。夢見る設定に、子供の頃を思い出すようなワクワク感が読んでいて楽しい。とても綺麗にまとめられていると思いました。
短編としてテンポがよくて読みやすかった。ホームセンターという、身近だけどあまり舞台として取り上げられないものを使っているのも、斬新でした。
無敵・万能の巨大ショッピングセンターに住むという生活に憧れたのは、映画「ゾンビ」が始めてだったと思う。何故だか、巨大な建物というだけで、ワクワクしてしまう。大きければ大きいほどいい。けれど、営業中のそれに忍び込んで、住み着いてしまうというのは実際には難しい。そこのところをゲームとして処理したところが作者の巧さだと思いました。この短編版とは別に長編版があるとのことなので、ここではそのアイデアを称えておきます。
こんな発想がどこから!
ホームセンターの扱いが面白い!お薦め!!
この中途半端なリアリティが、「実はできるんじゃないか?」と言う錯覚を引き起こすところがいい。自分もチャレンジしてみたい。
東京都渋谷区に匹敵するほどの巨大ホームセンター……。そんな突拍子もない建物を舞台に、どんな物語が展開されるのだろうと、わくわくしながら読み進めました。 ですがいつの間にか、「突拍子もない」ということを忘れ、これが「日常」なのだと思い込んでいました。それほどまでに、物語に惹き込まれていました。 「非日常」な時間はあっという間でしたが、短編だからこそ濃縮された世界にどっぷり浸れました。
タイトル、あらすじだけではどんな物語なのか分からず、ちょっとした好奇心から読み始めました。子供の頃ホームセンターのベットやモデルルームに憧れを抱いていたのを思い出しました。ホームセンターに泊まりたい、という登場人物たちの気持ちがよく分かります。続きを読んでみたい!と思わせる結びとなっていて、うまいなと思いました。
壮大な話の序章にも思えますね。ちょっと序盤とっつきにくい感じもしましたが読んでいくと物語に惹きつけられます。とても良い読後感で文句なく★3つでした。
ありそうでなかった着眼点、嫌味の無いオチ、起承転結のバランス、文章の間延びしない長さ、文句なしです。
壮大なスケール(?)の世界観が語られる序盤、思わずクスリと笑ってしまう中盤を経て、物語はまさかの展開へ。短いながらも非常に丁寧に作り込まれていて、楽しく読める作品でした。
ホームセンターに住むなんて普通は考えつかない笑なのに当たり前のように思わせる文章。これがすごい!まだ一話だけで続きがあるかはわからないけど、ぜひ続きが読みたい!
ホームセンターを舞台に、奇想天外なストーリー。それを感じさせない強引とも言える筆力は、きめ細かなに作り込まれているディティール。そして納得のオチ。
ホームセンターの仕組みが面白くてわくわくしながら読み進めたのだけれど、まさかそういう方向に進むとは思わなかった。たぶん店側も黙認してるだろう。
昔ホームセンターの天井裏で生活してた人のニュースを思い出しました。生活空間がまたちょっとリアリティありなのが良かったです。
ホームセンターには何でも揃っている。そんなホームセンターの未来を描いた紛う事なきSFでした。 作中の人物の行為はお店にとって迷惑でしかないだろうけど、そう言う青春の過ごし方もありかなとか思ったり。 文章が読みやすく未来のホームセンターの様子がスラスラと想像出来ました。良質な短編だと思います。