短編・ホームセンター物語

作者 鳥辺野九

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★★ Very Good!!

無敵・万能の巨大ショッピングセンターに住むという生活に憧れたのは、映画「ゾンビ」が始めてだったと思う。
何故だか、巨大な建物というだけで、ワクワクしてしまう。大きければ大きいほどいい。
けれど、営業中のそれに忍び込んで、住み着いてしまうというのは実際には難しい。
そこのところをゲームとして処理したところが作者の巧さだと思いました。
この短編版とは別に長編版があるとのことなので、ここではそのアイデアを称えておきます。

★★★ Excellent!!!

うわあああ!めちゃくちゃホムセン好きとしては住みた……行ってみたい~~~!!!(笑)
まさにこういう読者の心をグッと掴む設定に、
無駄のない登場人物。ゾンビが襲ってきたわけでもなんでもないのに
この設定を考え付くなんて羨ましい!
「うそーここで終わるの? もっと読んでいたいのに!!! というか住み(以下略)」と思わせる作品!

★★★ Excellent!!!

 東京都渋谷区に匹敵するほどの巨大ホームセンター……。そんな突拍子もない建物を舞台に、どんな物語が展開されるのだろうと、わくわくしながら読み進めました。

 ですがいつの間にか、「突拍子もない」ということを忘れ、これが「日常」なのだと思い込んでいました。それほどまでに、物語に惹き込まれていました。

 「非日常」な時間はあっという間でしたが、短編だからこそ濃縮された世界にどっぷり浸れました。

★★★ Excellent!!!

随分と前に拝読したのですが、この物語をレビューするのにうまい言葉がなかなか浮かびませんでした。
なぜなら、あまりに完成度が高いから。

拝読しているだけで、ホームセンター独特の高い天井に、一見同じに見える業務用製品が機械的に並べられた棚。広めの通路は格子状。しかし多種多様な商品のために、通路を抜けるたびに風景が変わるような——あの巨大な迷路が自分の意識の中に現れます。

そしてその空間に独特のルールが枷として嵌められるわけです。
日常の中の非日常空間。
ワクワク、ドキドキがぎゅっと閉じ込められた世界に、ついつい自分だったらどう潜入するか……と妄想が捗ります。

とても満足度の高い一作でした。
長編も、期待です。

★★★ Excellent!!!

タイトル、あらすじだけではどんな物語なのか分からず、ちょっとした好奇心から読み始めました。
子供の頃ホームセンターのベットやモデルルームに憧れを抱いていたのを思い出しました。ホームセンターに泊まりたい、という登場人物たちの気持ちがよく分かります。
続きを読んでみたい!と思わせる結びとなっていて、うまいなと思いました。

★★★ Excellent!!!

 ホームセンターには何でも揃っている。そんなホームセンターの未来を描いた紛う事なきSFでした。
 作中の人物の行為はお店にとって迷惑でしかないだろうけど、そう言う青春の過ごし方もありかなとか思ったり。

 文章が読みやすく未来のホームセンターの様子がスラスラと想像出来ました。良質な短編だと思います。

★★ Very Good!!

奇想天外な舞台設定。たくみな文章。ショートショートふうの佇まいながら若者同士の淡い青春のようなもの(それも一筋縄の表現ではないのですが)が含まれ、かなり独特の趣を形作っています。
ただ意図的ではあったでしょうけど、ラスト周辺で地の文の視点が入れ替わるところが引っかかったといえば引っかかりました。
もちろんそれを差し引いてもすばらしい良作です。

★★★ Excellent!!!

やられた。
だってほら、カクヨムでこの手のものを見かけたら、どうせ横浜駅SFのフォロワーなんじゃないの、っていう無意識的な侮りがあるでしょう。

全然そんなことなかった。

この洗練された短い文章は、スペクタクルだの冒険活劇だの、そういったものは目指していない。と思う。
ただ、最後のオチまで一直線に突っ走っているのだ。

あ、なんかこのスタイル見たことあるな。そうだ、ショートショートだ。
なんて、私と似たようなことを思い浮かべた人は、決して0ではないはず。

意外な展開と、どこまでも広がりそうな世界観。それらを兼ね備えた『ホームセンター物語』を、ぜひご一読あれ。

★★★ Excellent!!!

ジョイ○○の方はわからないですが○○トコは幼い頃何度か行ったことがあり、近所のスーパーと比べ物にならないほど大きな店内と売り物の数で秘密基地みたいだと思ってたことがありました。物語もテンポが良く読みやすい、おもしろいです。懐かしさとおもしろさを感じられとても良い作品でした。

★★★ Excellent!!!

 引き込む力がとにかく強い。
 こんなホームセンターがあったら面白そうだな、と読みながら思いました。新しいSF小説というか、アクション小説が誕生しそうな感じです。
 文体も良かったですし、用語も親しみやすいものばかりで吸引力に一味買っていたように思いました。
 こういう、どこかにあるモノへユニークな設定を入れる作品、本当にセンスが光ります。作者の他の作品も興味が沸いてきたので、時間を見つけて読んでみたい。

★★★ Excellent!!!

もうタイトルのまんま、ホームセンターが好きな方は是非この作品を読んで頂きたい。
この作品には巨大ホームセンターにたいする浪漫が渦巻いているから。

LED電球をたわわに実ったブドウとの表現、もはや作者様の壊れた愛を感じ恐怖さえ覚えます。

ええ、ここはホームセンター。
ありふれた光景であるはずのホームセンターが、この作品を読みふけるうちにいつしか日常という枠を超え、人間の息吹、文明、果ては行間から人間ドラマをビシバシと感じる事でしょう。


わたくし、ホムセン好きを自称していましたが、作者様の前ではまだまだヒヨッコである事を痛感させられました(爆)

★★★ Excellent!!!

ホームセンターを舞台にした日常系SF作品。
仕事柄ホームセンターとは切っても切れない関係のため、完全にタイトルに釣られて読んでしまったが、ジョイトコは私の知っているホームセンターではなかった。秘境? 確かにジョイトコは秘境だが、私にとっては天国のような場所だ!

斬新な販売システムだけではなく、ストーリーのほうも短編でありながらしっかりしているところがよかった。まさか二人がそんな共通点があるなんて思いもしませんでした。私もホームセンターに○○○(ネタバレのため伏字)たいです。