「霊媒」を含む小説

ここ日本は心霊大国である。心霊、と一括りにいっても、その定義の中身は様々だ。怪異、呪い、妖怪、幽霊、それら全てが日本を巣食う怨念である。それらを払うために国家単位で抗うべく、陰陽…

上海租界の片隅にある怪しげな事務所。そこは死者の亡骸に魂を戻して事件を解決する「招魂探偵」謝霊が営む探偵事務所だった。 イギリス人商人モリソンの使用人として働く張慧明は、主人の…

私にはナイショの習慣がある。 それは小学校の裏にある隠された神社に、給食の食べ残しを貢ぐこと。 「なんだ、今日の貢物はシケてるな……」 そんなある日、レーズンパンを捧げた私の目の…

占い好きの少年が管理社会で霊能力者と戦う物語です。 ☆登場人物 ・アスマ：占い大好き少年。その日が吉か凶かで露骨に態度が変わるが、基本的に丁寧で低姿勢。吃音症持ちの偏食家で…

東京在住の霊媒師。 職業病でありとあらゆる霊を見てしまう、さぁ今日はどんな霊を見るのでしょうか?

あの夜の肝試しからおかしくなる日々 『ねぇ 見えてるんでしょ？』 後ろから聞こえる声 『もう…もう嫌っ！！』 狂ってしまった友達 衝撃の結末まで3秒前

ある日の喫茶店にて。俺は霊媒師でもある友人の栄（さかえ）が、熱弁を振るうのを冷めた目をして聞いていた。 曰く、「除霊に大事なのは筋肉だ」とのこと。 訳が分からない。しかし栄の口調…

ブラック企業を退職し、節約の為安い物件を探していた白鳥雪二は、たまたま内見したシェアハウスで、庭に植えてある桜の木の下にいた女性に一目惚れをしてしまう。 彼女がシェアハウスの入…

足音、声、人影、ポルターガイスト、SNSの謎のアカウント……。 彼らが遭遇する霊現象の先に何が待っているのだろうか？

「墓は家であり盾だ。それがなければ、幽霊としての寿命は短いだろうな」

かつて売れたパチモノ霊媒師、熊谷禊（本名は中津俊夫）、彼は今や落ちぶれていた。まあまあ売れた本ももはや焚き付けか枕くらいにしか用途がない。妻と娘にも逃げられ、残っているのは息子の…

結婚直前で恋人を亡くした俺。 食欲も失い、やつれていっていたある夜、動画サイトで奇妙な人物を発見する。 それは「イタコの霊媒調理師、霞テル子」。 彼女は依頼者の思い出の料理（…

子供の頃の不慮の事故で命乞いをしたらその山の神、天狗様に霊能力を授けられたコウと由貴。 その能力を使って金稼ぎするも胡散臭いと言われるコウ、うまく使いこなせず死のうとしていた…

葛生タツオと弟分の星崎シンジ（セイ）は、舞伎町を根城にする『何でも屋』で、通称「クズ星兄弟」と呼ばれている。 見た目はまるでチンピラのような二人だが、実は他の霊能者では祓えない悪…

霊と交信できる君枝さんとこの世に未練を持った人々との交流をユーモアを交えて描くオムニバスです。

※不定期更新 ここは学園都市・ミディウム。 有名人を多く輩出している学園だが、その実態はお金持ちが多く通っていることしかわかっていない。 そんな学園都市…

海辺の家に住む風南海（かなみ）と、不思議な魅力を持つ高校生の良。ふたりを悩ましく見ていたのは、良の幼馴染の穂波だった。

超能力者が集められたデスゲーム。未来視、霊媒、不死身、殺人能力、多種多様な能力者がいれば、ガバガバ運営のデスゲームなんて簡単にクリアできる、はず。 超能力×ガバガバ運営デスゲーム…

旧校舎にある空き部屋。そこには、赤い瞳を持つ青年が住んでいるという噂があった。 毎晩悪夢に悩まされていると相談された女子生徒、赤羽根凛（あかばねりん）。噂を頼りに旧校舎へ向かう…

主人公・一ノ瀬巧一朗（いちのせこういちろう）は所謂「見える人」であるがそれ以上のことは出来ない能力の持ち主。 ある時、霊を見ることは出来ないが、強い除霊能力を持つ少女・零蓬寺樹斗…