「記憶 掌編小説」を含む小説

同人誌即売会での初めてのサークル参加。そして前日までしていた大学でのバイト。約二年前の出来事のラフなスケッチです。

異世界の欠片を覗くと何かの映像が見える。誰かの記憶？何かの思い出？何の映像？わからない、でも異世界の欠片は今日もキラキラと輝いて闇の中の星のように煌めいている。覗いた者の心を魅了…

あの夏の日に経験した年上の女性との戯れの記憶は、消え去ることなくしこりのように、僕に残り続けていく。

高校生のときの苦い記憶。南子は、その記憶を打ち消すような人生を送っていく。そして彼女は――恋に奔放な南子は、運命の人と呼べる男性に出会う。付き合いはじめた二人は、旅行先で、お互い…

通いはじめたマッサージ店。施術をしてくれる彼を、どこかで見たような気がする。ゴールデンウィークに帰省しテレビを観ていると、母校の伝統行事の様子が映し出されていた。そして思い起こさ…

友人たちが創作論を闘わせているのを聞きながら、櫻井は同級生だった永野夕子のことに思いを馳せる。太鼓の練習では嗤われて、泳ぐのが得意で、突然死んでしまった彼女のことを。

立ち直れないくらいに挫けてしまった。頑張ることもできなくなった。夜の散歩だけが、僕と「外」を繋ぎあわせる。しかしある日、散歩の途中に「死」と出会ってしまう。記憶は「いま」を離れて…

記憶復帰装置を操るエンジニアの守屋はある日、同僚から触れてはいけない記憶のウワサを耳にする。装置を使って亡くなった者たちはそれが原因で亡くなったのではないかというのだ。SFショー…

彼が語り始める「前世」の記憶。 「カクヨムWeb小説短編賞2023　短編賞創作フェス③秘密」 参加作品。

豚小屋の豚は深夜０時に鳴き止まなくて、うるさいから行ってみると…… 人が殺していないのに、なぜか誰でもある殺人の記憶…… 五人のルームメートに、ぼくにしか見えない六人目のルームメ…

同じ中学だった女子と駅で遭遇した。 彼女とはさほど親しかったわけではないが、 学校帰りにぶらぶらと買い物をしながら、 中学校時代の忘れた記憶が蘇った。 ある日、スマホを失…

子どものころ、お父さんとお母さんに教えてもらった、甘い、辛い、酸っぱい、苦い、美味しい、不味いといった色んな味覚。毎日3食しっかり食べて育ってきたから、忘れるはずないんだ。 だ…

KAC2022 お題「二刀流」参加作品です。 胸元で羽ばたく黒龍。 ※セルフレイティングに関して、直接的な性描写はほぼ出てきませんが苦手な方はご注意ください。

武蔵野の玉川上水の近くに住む『私』の経験する少しだけ不思議な出来事

#呟掌 を元に掌編小説を書きました 真夜中の駅は心細くて 汽車が来てほっとした 客車には僕ともう一人 声を掛けられて隣に 「そろそろだね」と彼 隣を見れば母さんがいた 「君を迎…

これは僕の記憶の世界に生きる彼女のお話。 そんな朧げに揺らぐ世界の最後だけは鮮明に覚えていた。

誰にでもある郷愁や旅愁といった心状を，過去の出来事に絡めて回顧する，すこしだけ勇気を要するおはなしです。

記憶というものはあてにならない。

【なろうに掲載しています】2年間温めてきた掌編小説。 数年間焦がれ続けて叶わなかった、この想いや時間は無駄になるのか、ならないのか。 透明水彩で淡く淡く色付けした抽象画のようなイ…