「立方体」を含む小説

だれもが生まれたときに、ひとつだけのココロを貰う。縦・橫・高さが七センチの立方体。その箱が、ココロだ。だれにも中身はわからない。

『この世界』というのは立方体の形をしている。閉じた箱の形なのだ。 比喩的な表現でなく実際に世界はその形なのだ。 ならばその箱の外側は？「そんなものはない」それが常識だ。 毬山未…

七歳になる年に受ける魔力を具現化して見せる試験で、己の魔力を手のひらに出して見せたミント。 「器用だな」 「そんなに褒められると照れちゃいます」 「褒めてないけどな？」 球体にな…

立方体型の家の中にそれより少し小さい立方体型の家があり、その小さい立方体型家の中にはそれよりさらに小さい立方体型の家がある…それを幾度も繰り返した造りになっている奇妙な屋敷で殺人…

マイアング氏が殺害された。 殺害現場はマイアング氏が避難用に作らせた4mの立方体の内部で、マイアング氏はその中央で横たわって死んでいた。 立方体は鉛で覆われており、銃弾ですら貫…

新しく開発された『ブロック』と呼ばれる立方体の箱。最強の箱と謳われたブロックは、面と面とを密着させる事で接着して強固に結びつく。それだけでなく自立性が高く、地面に吸着するようにし…

仕事から帰ってきたら、家の玄関の前に「箱」が置いてあった。 一辺が三十センチくらいの立方体のダンボール箱。 置き配？　でも、通販を利用した記憶は無い。 持ち上げると、とても軽い。…

無機質な黒い立方体。それは突然そこにあった。これは一体、何なのか？　色んな分野の専門家たちが調べるが……。

　魔女であった祖母から受け継いだ、立方体の組木細工。 　酒の肴にいじっていると、声をかけてくる男がいて……？ 　KAC第3回お題『箱』対応作。かつ800字ちょうどで【ぴったりで…

立方体の箱が家に届いた。

大小様々な正立方体が空から降ってきたら大変ですね、というお話です ※KAC20243、お題「箱」の参加作品です

本質は記号にある、と考えることも可能。しかし、そう、考える、時点で、記号とは異なるものがあることも自明。

はじめて（現代）川柳を書きます。

完全な立方体の館の前に またひとり、迷える意識が現れる。 館の主はおもむろに立ち上がる。 そしていつものように、声をかける。 「おい、お前――」

minecraftのようで違う、世界的サンドボックスゲーム「cube」 生物、建造物、三つの世界。その起源を追い求め四角い世界を奔走する物語―—。 祝1200pv突破！ 皆様本…

目を覚ますと不思議な場所にいた。白い立方体が並び、地面も空も白く無機質な世界。そこで僕は一匹の黒猫の姿を目にする。黒猫のあとを追っていく内に、僕は少しずつ記憶を取り戻していく──

（End to EVE）ありもしない彼方の世界の事象を物語る空想系創作女子が通り魔的犯行の被害に遭い、非実在を信じてやまなかった世界のオカルト面にどっぷり肩まで引きずり込まれたこ…

　浅くはばの広い川が南へ流れている。川の西には広い平野が広がっている。農地を挟んで一キロメートルほど離れたところに背の低い建物がちぢこまって集まっている。川の東に映画館がある。映…

休日にブレンダーをいじってモデリングをしていたら急な落雷で意識不明に。気が付くと真っ暗な空間で立方体と二人きり。お前など消えてしまえ！　俺の無慈悲な拳が立方体を消し去る。ちょっと…

ある日、交通事故に遭う少女「笛吹芽流」は考古学者の父親から託された立方体「コ・レ・ナンデス」の力によって並行世界へと転移する。 そこは空飛ぶ箒が飛び交う魔術の世界だった！ そこで…