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概要
この世界が閉ざされていると思っているのは私だけだ
『この世界』というのは立方体の形をしている。閉じた箱の形なのだ。
比喩的な表現でなく実際に世界はその形なのだ。
ならばその箱の外側は?「そんなものはない」それが常識だ。
毬山未来は幼いとき山を超えて外側に行きたいと願いそれが彼女にとって「夢」となった。でも小さい頃の夢がどうなるかは誰だって知っている。未来もいつしか「夢」を諦めた。
世界の外側なんて、小さい頃の夢物語に過ぎないのだと。
高校生になった彼女にはサンタクロースはもう来ない―――はずだった。
「だったらサンタクロースに会いに行けばいいんじゃない?」
4月、高校生になった彼女が出会ったのは平凡で普通のクラスメイト粒良桔梗だった。
ごく普通に当たり前のように夢に向かって背中を押されて未来は世界の「壁」のその向こう側を目指す。
比喩的な表現でなく実際に世界はその形なのだ。
ならばその箱の外側は?「そんなものはない」それが常識だ。
毬山未来は幼いとき山を超えて外側に行きたいと願いそれが彼女にとって「夢」となった。でも小さい頃の夢がどうなるかは誰だって知っている。未来もいつしか「夢」を諦めた。
世界の外側なんて、小さい頃の夢物語に過ぎないのだと。
高校生になった彼女にはサンタクロースはもう来ない―――はずだった。
「だったらサンタクロースに会いに行けばいいんじゃない?」
4月、高校生になった彼女が出会ったのは平凡で普通のクラスメイト粒良桔梗だった。
ごく普通に当たり前のように夢に向かって背中を押されて未来は世界の「壁」のその向こう側を目指す。
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