「福音書」を含む小説

人はお互いほんとうには分かりあえないのかも。それでも傷を刻むように影響を与えあう。 第１話「レクイエム」自殺した友人の葬儀のあとさき 第２話「阿形の少女たちのスケッチ」いじめをめ…

人々は恐れおののき霊を見てると思った そこでイエスは言った なぜ心に疑いを持つのか 私の手や足を見よ まさに私だ 触れてみよ このとおり肉も骨もある

同僚社員に解雇を申し渡さなければならない中堅管理職の一日と回想。 短編集『ユダによる福音書』から、カクヨムコン用に切り出した一篇です。 https://kakuyomu.jp/…

今際の際にある老修道女の告白。 勿忘草の花言葉は『真実の愛』。 勿忘草に秘められた思いとはなんであったのだろうか。 【お読み頂く前に】 この作品はフィクションであり、っぽい団体・…

福音書は、私たちの主イエス・キリストの誕生、生涯、死、そして復活の物語を語る。

第13番聖典を調べてみたら、ヨハネによる福音書13章が出てきました。 内容が非常に興味深いものだったので、リスペクトしてみます。 まあ、あんまり意識していないでしょうけれどね。 …

注意：終始鬱々とした展開になります。ご注意下さい。 終わりは始まりのごとく… 原文・終わりの始まり＝なんらかの本題が終わった後に、別の事柄が始まる事。 終わり＝終焉・絶望・全滅…

マタイ・マルコ・ルカの共観福音書の、特にイエスの言行を抜粋して編集する試みです。 私が生きている間に、完成するかどうか疑問です。

イエス・キリストのパロディー小説です(一話完結)

この現実世界で死に、何も感じなくなった主人公。 これが『死後の無』かと思ったが、 実は視覚と聴覚がなくなっただけだった。 主人公は残った触覚を通して、 自分を世話する少女の存在に…

「福音書」を含め従来のイエス伝はごくわずかな幼少期と、ガリラヤ、そしてエルサレムで福音宣教に当たったわずか三年間の事績のみ伝えて「イエスの伝記」と称しています。 それでは簡潔す…

エブリスタ様からコミカライズが決定しました。 ※1部にて部分修正、2部書き直しリメイク版を公開していきます※ 起こるはずだった事件をすべて、なかったことにする。 それが死に戻りし…

極貧の限界集落。ナザレ村。 そこの底辺労働者が神に選ばれた。 ナザレのイエスと呼ばれる男。大工（テクトーン）だ。 それはローマでは最底辺の労働者を意味している言葉。 しかも、３０…

　気がつくと、５歳の僕は調整池と呼ばれるところに浮かんでいた。外から緩やかに光が射し込む中、福音者に僕は導かれ、手を静かに引いてくれていたモトコと僕が生きていた世紀末の世界のこと…

2177年、蟲どもと人類が戦争状態に突入してちょうど10年のこの年、負け続けの連邦宇宙軍少尉ハンスは突如陸軍への出向を命じられる。左遷である事を察し落胆するハンスであったが、そん…

日本が戦争終結のため殺意を対消滅させるシステム《サザナミ》を開発してから四年。佐々木未紗の貢献により殺意のない世界は穏やかに続いていくと思われた。ところがある日、殺人事件が勃発。…

「ただなんとなくプレイしていた日々と、お別れ出来る予感」 　ある日の事、いつものゲームのいつもの場所でいつものようにソロ狩をしていた「私」は、そこで同じようにソロ狩をしている「彼…