「福袋」を含む小説

琥珀紋学院大学 大学院 人文学研究科。 研究設備も充分ではなく、他地域へ行くための交通アクセスも悪く、所属している大学院生はたった２名。大学院不要論が持ち上がるほどに、人気がない…

歌迷踊は風呂に入っている最中、突如として現れた鼻息が荒いおっさんに襲われそうになり……（「黒き死神が笑う日」）。 少年はリンゴで構成された生き物――アップルライオンとともに、最近…

琥珀紋学院大学の文学部で教鞭を執る胡桃教授が応援しているのは、数十年ぶりのリーグ優勝を目指して闘うプロ野球チームだ。大学内外での激務により現地に行くことはできないが、たまの休日は…

琥珀紋学院大学の文学部に勤める藤棚扇と躑躅柚子は、同僚が教えてくれたお寿司屋さんで夕食を共にすることにした。新鮮なネタが並ぶなか、ふたりとも炙りサーモンマヨを食べたいと心に思って…

一風変わった研究（尖った研究）をしている、大学院生の藍染兎花への風当たりは強かった。不遇で不当な扱いを受けてきた。それでも彼女はめげなかった。自分の信念を貫き通した。なぜなら彼女…

今年の春から琥珀紋学院大学に着任することになった藤棚扇は、授業内容を記したシラバスの作成をすっかり忘れていたことに気付く。提出の期日までには、あまり時間がない。そこで扇は、徹夜を…

カードゲーム『グローリア』を愛する〈グローリアスト〉であり、大学で西洋哲学を教えている藍染兎花は、カードパックを開封する生放送をしている。そのことを知るひとは、周囲にはいない。 …

売れないラノベ作家。 彼は自分が小説を書くことの意義を見出せずにいた。 そんな中、あるYouTubeの動画を観る。 ラノベ福袋という、ラノベがたくさん詰め込められているダンボール…

2024の書き初めです。 どうぞ、ごゆるりとお楽しみください。

古着屋さんで500円で買った福袋。気に入った服が多く満足していたが、最近なぜかよくないことが続いているようだ。

『短編賞創作フェス』参加作品。 本編はミニクイズになっており、正解も文中に明記してありますので、探してみて下さい。 ※本作は実際にあった話ですので、本来であればジャンルはエッセ…

どこかにある高次元の存在が集う時空管理局。 引きこもりニート生活を送っていたオタク少女、月ヶ谷花枝は日々レトロゲームをしていた。 ある正月明けにネットで購入した福袋の中にあった知…

今までの人生、何してきたん？ もう1月4日だけど、初詣行かなかったね、私？ ……人生でブランドの福袋とかいちまるきゅーに買いに行ったこともないし。ラブホテルは行ったことあるけど彼…

『ご、ご主人様の手で直接、私の制服のスカートを履《は》き替えさせて貰いたいんです……』 セーラー服姿の女子高生からスカートをあなたの手で直接履き替えさせて欲しいと、 甘い声でささ…

ホラー短編集です。 短編集は幼い私にとって福袋と同じでした。 何が入ってるかわからないわくわく感と、一冊で何話も読めてしまう贅沢感。 この中のどれか一話でも、そうやって楽しんでも…

ワンライのお題に対する内容です。 【第53回フリーワンライ】　本日のお題 ○○の中の世界（○○は変換可能） 一週間 幸福への道しるべ -福袋 新しいものを招く この中から一つ…

ゲームの福袋から「ライフリープ」というゲームを手に入れた主人公新（あらた）。 パッケージも擦り切れ、ストーリーすら分からないまま始めたそのゲームは、バグでセーブしかすることが出…

「緑のきつね」の続編になります。 ハートフルなお話ではないけれど、この商品発売されたら買います！

大晦日に、新宿三丁目で起こった保冷車自爆事件。福袋やおせち料理の準備が行われていた建物が粉々になり、七百メートル離れた住宅街にまで破片が飛び散りました。百棟以上の建物が類焼し、S…