「神話・伝承」を含む小説

『平成■■年■月■日 本日未明、■県■市に位置する根ノ町が突如として陥没した。住民の安否は現在も不明であり、政府は緊急の対策本部を設置した。』 これは、闇に消えた根ノ町で発見…

獣人は満月の夜に獣化する。 狼の獣人に生まれた少女セリアルカは、満月の夜になるとモッフモフつやっつやの銀色の狼になってしまう。 とある事情から獣人であることを隠して生きてきたけれ…

フェノメノン。 それは、人間達が生み出した幻想が実体化した存在。 神話・伝承・都市伝説――数多の幻想から生み出された彼らは、生みの親であるはずの人間達の手によって跡形もなく滅ぼさ…

西暦二〇〇二年。 人類は三人の戦女神と共に、突如として現れた異生物群──グレート・ワンとの戦争を続けていた。 先の見えない戦争を続ける最中、人類は新たな救世主の誕生を目にするこ…

※以前、消してしまった小説を再び書きました。

1945年8月某日━━。米軍爆撃機により、1発の次元爆弾が日本に投下された。それは日本軍が秘密裏に行っていた次元爆弾実験施設へと直撃し、次元深度10と言う、その後類を見ない次元深…

　ギャフランスのギャル哲学者、デギャルトはこう言った。 「ギャルを想う、故に我あり」と。 　この言葉ほどギャル哲学を表している言葉はなく、また、このギャル宇宙の宇宙観を一言で説明…

普段はふざけているが本気を出せば頼りになる、怪異や神々からモテる魅力を持つ男子高校生の夏桜恵一。 『祓屋』という組織で働く明るくて前向きな性格の持ち主だが怖いものは苦手という弱い…

　この世は常に視えぬ脅威に晒され続けている。 　人にあだなす怪異、あやかし、邪神の復活を目論む異能者達──それらと日夜戦い続ける者達がいた。 　皇紀二六六七年、日本皇国。大學の神…

著者である私はこの程、神戸市のある地域の伝承に関する学術的調査にボランティアメンバーの1人として参加させて頂きました。 その際、地元の多くの方々にたいへん興味深い伝承と比較的近年…

転生ナシ。チート無し。 人外や魔物や魔法などの存在が古の神話とされていた中世に近しき世界。 生まれた時代の中で必死にその命を懸け、力のみで生きて行く一人の男の物語。 あるの…

エッセイ集「世界を巡るシーン」の覚書の延長で日常に溢れる樹木や草花については膨大な量なので、こちらでコラム風にまとめることにしました(不定期更新) 経緯についてはエッセイにも書き…

強い〈想い〉が力となる世界。 世界征服を目論む悪の組織——通称〈組織〉は、その力で【魔獣】と呼ばれる人造生命体――いや、生物兵器を産み出し、暴れさせて人々を恐怖に陥れていた。 …

ある山中の湧水のほとりに、一柱の姫神様がお住まいになっていらっしゃいました。 姫神さまの愛するササユリ野原。 そこにある日、一人の村人が迷い込みます。

連休を利用して、学生時代の仲間と旅行に出た智司。 導かれるように行き着いたのは、どこか妖しい集落だった。 どうしても抜け出すことの出来ない村に、一体なにが隠されているのか。 二年…

ギリシャ神話、北欧神話、あるいはアーサー王伝説……有名な伝説は幾度となく創作物で引用される一方で、誰にも顧みられることのない神話伝承もまた、確かに存在する。日本での知名度が低かっ…

約1年間、1,000文字以内の花言葉に関する話をお届けしてきました。 1話読み切りなので、気になった花の名前から読んでいただいても大丈夫です(*^^*) 花言葉にちなんだ話だけ…

選ばれたのは運命か否か。 時計塔で笑むは狂気じみた魔人、告げられたルールはあたかも、地獄。閉じられた島の中、強要された殺戮。 月が沈むまでに生き残った者が勝者となる猟奇めいた檻の…

彼女を寝取られ、フラれた。 相手は大人気職業として有名な探索者の男だった。 ムカついた俺は、探索者になってそいつらを見返す事にした。 与えられたクラスは召喚士。 しかし、俺の…

【――ここは実力と命がものを言う世界だ】 全ての「常識」が曖昧模糊な異界・カクリヨの園。 いつ何時どのような理由で死ぬかもしれぬその世界にて、自ら危険に踏み込み、あるかもないかも…